共振する帝国―朝鮮人皇軍兵士と日系人米軍兵士

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共振する帝国―朝鮮人皇軍兵士と日系人米軍兵士

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  • サイズ A5判/ページ数 484p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000614948
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C3020

出版社内容情報

日本とアメリカ。一見対照的な二つの国は総力戦下、多人種を統合した「帝国」へと変貌するなかで、マイノリティ動員とレイシズムの形態において奇妙な「共振」を見せてゆく。朝鮮人と日系人をめぐる政策が、排除と包摂の間で揺れ動きながら変容しゆく過程、マイノリティの経験と表象をつぶさに描き出し、トランスナショナル・ヒストリーへと結実させた決定的名著が待望の邦訳。

内容説明

この国へようこそ、さあ殺されに行きなさい。そうすればあなた方には永く幸せな生を約束しましょう。一見対照的な日米が、マイノリティ動員を通じて相似する過程を暴く、新たな総力戦論。

目次

多民族帝国と否認のポリティクス
第1部 粗野なレイシズムから上品なレイシズムへ(殺す権利、生かす権利―日本人としての朝鮮人;「きわめて有用で、きわめて危険」―生死と人種のグローバル政治)
第2部 アメリカ人としての日本人(選択への服従、(不)自由の迷路
せめぎあう収容所―反抗と論理の諸形態
貫戦期におけるアメリカン・ヒーローの創出―映画『ゴー・フォー・ブローク』)
第3部 日本人としての朝鮮人(“国民”の動員;国民、血、自己決定;ジェンダー・性・家族の政治)
エピローグ 四人の志願兵

著者等紹介

フジタニ,T.[フジタニ,T.]
Takashi Fujitani。トロント大学歴史学部教授兼デイヴィッド・チュウ・アジア太平洋講座教授。日本近現代史・アジア太平洋研究

板垣竜太[イタガキリュウタ]
同志社大学教授。専門は、朝鮮近現代社会史、文化人類学

中村理香[ナカムラリカ]
成城大学教授。専門は、アジア系アメリカ研究

米山リサ[ヨネヤマリサ]
トロント大学教授。文化人類学・文化研究。受賞作にCold War Ruins(Duke University Press,2016)

李孝徳[イヒョドク]
東京経済大学教授。専門は、表象文化論、ポストコロニアル研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

17
原著は2011年刊。アジア太平洋戦争が総力戦となる中、日米両国が夫々抱えるマイノリティをどのように包摂していったか、アメリカの日系人と日本帝国内の朝鮮人に焦点を当てながら、「粗野なレイシズム」から「上品なレイシズム」へ両国のレイシズムの様態に類似した変化が生じていた面を描く。排除→包摂→同化の過程。レイシズムの否認が「上品」なレイシズムの一要素であることは本書からも窺える。「訳者あとがき」で、翻訳者が本書のニュアンスを伝わりやすくするための取り組みの一端も開示、翻訳書ならではの良さも知れた。2022/10/06

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