戦争の文化〈上〉―パールハーバー・ヒロシマ・9.11・イラク

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戦争の文化〈上〉―パールハーバー・ヒロシマ・9.11・イラク

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  • サイズ 46判/ページ数 398p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614856
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0021

出版社内容情報

自らに都合の良い思考、異論や批判の排除、過度のナショナリズム、敵の動機や能力の過小評価、文化的・人種的偏見--今もなお世界を覆う「戦争の文化」の本質を、真珠湾攻撃から原爆投下、九・一一事件、イラク戦争に至る日米の愚行を通じて描き出す。『敗北を抱きしめて』で知られる碩学の長年にわたる研究の集大成。

内容説明

自らに都合の良い思考、異論や批判の排除、過度のナショナリズム、敵の動機や能力の過小評価、文化的・人種的偏見―今もなお世界を覆う「戦争の文化」の本質を、真珠湾攻撃から原爆投下、九・一一事件、イラク戦争に至る日米の愚行を通して描き出す。『敗北を抱きしめて』で知られる碩学の長年にわたる研究の集大成(全二冊)。

目次

第1部 開戦(屈辱;情報活動の失敗;想像力の欠如;無垢、邪悪、忘却;戦略的愚行;天の恵み)
第2部 テロ(「ヒロシマ」という暗号;テロ爆撃;原爆をめぐる葛藤)

著者等紹介

ダワー,ジョン・W.[ダワー,ジョンW.] [Dower,John W.]
1938年生まれ。アマースト大学卒業。ハーバード大学博士号取得。日本近代史・日米関係史。マサチューセッツ工科大学名誉教授

三浦陽一[ミウラヨウイチ]
1955年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。中部大学人文学部教授。現代日本政治外交史

田代泰子[タシロヤスコ]
1944年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。翻訳家

藤本博[フジモトヒロシ]
1949年生まれ。明治大学大学院博士課程単位取得満期退学。元南山大学外国語学部教授。現代アメリカ外交史。博士(国際関係学)

三浦俊章[ミウラトシアキ]
1957年生まれ。国際基督教大学大学院修士課程修了。朝日新聞記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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風に吹かれて

21
9・11後、ブッシュ大統領は、あいつらがこんなテロをできるはずがない、大量破壊兵器を持つイラクの差し金に違いない(大量破壊兵器は無かったが)と、イラク戦争を始めた。ずいぶん前から情報機関は米国内でのテロの可能性を示唆していたが、あいつらにできるはずがないと大統領府は情報を無視していた。これは情報があるにもかかわらず「あのチビどもにできるわけがない」と何の対策も行っていなかったパールハーバーと同じだった。真珠湾攻撃戦闘機は白人が操縦していたという情報さえあったというほどに日本は無能力だと彼らは思っていた。→2022/08/10

羊山羊

13
文化を「通念、価値観、態度、社会慣行を共有する社会的つながり」と定義して太平洋戦争の日本と9.11の米国を比較して日米文化の差に関係なく現れる「戦争の文化」を見出すことに挑戦する大著。本著で著者は群れ行動、権威主義、希望的観測が理性的行動を上回った結果をキーワードにその凄惨な過去に挑んでいく。戦争で後に敗北と定義された側のやってることの変わらなさは読んでいる途中でなお考え込まされる。が、上巻だけではやや粗さがしとパターナリズムが目立つ感がある。下巻でどうなるのかしっかりと見極めたい。2022/03/02

臓物ちゃん

9
日清日露の成功体験に慢心して帝国日本は無謀な戦争を始めたわけだが、実はアメリカがアフガン・イラクの統治に成功すると慢心したのは日本占領政策による民主化に味をしめたからなのだと本書はいう。イラクが多民族国家であることも米国は知らなかったわけだ。そんな1940年代と2000年代の戦争の暗い相似を「グラウンド・ゼロ」の言葉を通じて暴き出した一冊。東條内閣よりブッシュ政権のほうが遥かに独裁制が強かったって、そりゃあ戦争中にあんなに総理がころころ変わる国他にねぇわな。下巻ではいよいよ原爆の話へ。2022/02/09

tama

5
図書館本 全体に「後付的」感あるが、そう言えばそうだなと思えたのは、7月26日に公表されたポツダム宣言を無視していた裏側に、日本が採ったサイパン・硫黄・沖縄での玉砕的防衛戦で連合国側被害をもとに妥協・和平に持ち込めるという(原爆の件はポツダム宣言内には出ていなかった)、甘い見方をまだ引きずり、天皇も戦争終結提言を入れなかったという点。自分は酷い目に合ってない人間は一度始めちゃった戦争って終わらせにくいんだなあ。「下」も既に予約済。2022/06/14

読書熊

3
真珠湾攻撃、原爆、911、イラク戦争を俯瞰して戦争を生み出す文化を考察する2022/03/17

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