はじめての言語哲学

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はじめての言語哲学

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  • サイズ 46判/ページ数 202p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614450
  • NDC分類 801.01
  • Cコード C0010

出版社内容情報

言語の意味に関する哲学的な問題と、その解決のアイディアの基本を読者とともに考察するタイプの入門書。意味に関する合成原理と「いま」「ここ」「わたし」などのインデクシカル(指標詞)を中心に置き、文の構造に即して基礎から一歩ずつていねいに解説する。随所に設けられた「問いかけ」で理解が深まる(解答あり)。

内容説明

言語の意味にかかわる哲学的な問題と、その解決のためのアイデアの基本を読者とともに考察するタイプの入門書。意味にかんする合成原理と「いま」「ここ」「わたし」などの代名詞(インデクシカル)を中心軸にすえ、文の構造にそくして基礎から一歩ずつていねいに解説する。随所に設けられた「問いかけ」で理解が深まる(解答あり)。

目次

第1章 意味とは何だろう―思考の表現としての言語
第2章 「アリストテレス」とは何を指すのか―固有名
第3章 キケロとトゥリウス―固有名と記述
第4章 日本の大統領―確定記述
第5章 トラとサイコロはどうちがう?―普通名詞
第6章 さまざまな「ある」―存在と述定
第7章 そんなこといってない?―言語コミュニケーション
第8章 言葉でできること―言語と行為

著者等紹介

八木沢敬[ヤギサワタカシ]
1953年生。県立長野高校を卒業後、1977年ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン卒、1981年プリンストン大学Ph.D。現在、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校教授。専門は分析哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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愛楊

3
2020年出版。言語哲学(真理条件意味論)への入門書。飯田隆『言語哲学大全』から、近著の三木那由他のグライス本まで、言語哲学の和書を纏めたパンフレット的な本となっている。本書への批判として、合成性原理をむやみに推す点が挙げられる。著者は、合成性原理を有限の資源による言語の合成性・体系性の説明のために必要であると述べるが、現在においてコネクショニズムは言語の体系性を構文論的構造無しに実現していると考えられる。2020年にもなって合成性原理と生成文法論を推しているのは、アナクロニズムに他ならないのではないか。2024/06/06

Bevel

3
私は、いわゆる事実の真理と理性の真理の本性的な区別を認めない(著者の言う)ガンコものなのだけど、それでも相違点を挙げてもらえる点、大変ありがたい。著者にはいい議論相手がいるんだろうな。言語学習の可能性から文の「合成原理」の正しさに進み、可能世界意味論の導入(可能世界における外延のマッピングとして内包=真理条件)に進むとか、固有名を「いかなる世界でもアリストテレスはアリストテレスである」というインデキシカルな存在者と見なし、固有名の述語から、メタ言語とフレーゲのセンスの話にいくなど、ストーリーがわかりやすい2022/09/13

すずき

3
言語哲学の優れた入門書でまさに1冊目に読むべきものだと思う。ライカンの言語哲学を読み始めて、わからない専門用語と背景知識の不足を感じたのでこの入門書を先に読んだが、この本でだいぶカバーできたと思う。外延、内包、固定指示子、確定記述のような基礎的なタームだったりなぜ可能世界の話や量化子の話が関係するかだったりの基礎の基礎を知らない人間には非常に助かる1冊だった(ライカンの方はあまり書いてくれていないか、書いていても翻訳特有のわかりにくさがあるので基礎知識がある程度必要)。翻訳ではないので筆致も読みやすい。2021/01/25

Akiro OUED

2
「丸い三角」も「赤い白鳥」も、言語哲学では存在する。だけど、本書に出てくる「適切な関係」という言葉が「内包」する「外延」がイメージできない。ステーキ喰らう官僚とそれをゴチするテレビ屋の関係って、日本では「外延」になるんだろうね。著者の下手な日本語使いを改訂すれば好著になる。2021/03/29

Go Extreme

1
人間を区別する言語 意味は思考と不可分 真偽が問える命題 概念体系と論理 合成原理と意味決定 文理解は要素と構造 有限な習得能力 指示対象が変わるインデクシカル 発話者が指示を決定 固有名は固定指示子 名づけの意図と伝播 確定記述は非固定 述語は不完全 真理条件が文を理解する鍵 意味は可能な世界への写像 成功は信念を抱かせること 文字通りの意味とふくみ 協調原理と会話の格律 言語による直接的な行為 社会的な言語の本質 双子地球と外的意味 言語行為は社会制度2025/04/25

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