出版社内容情報
人間の知的欲求を満たす活動である自然科学を特徴づけるのはその「方法」だ。科学的方法についての入門書である本書は、真理と知識についての簡単な説明からはじめて、科学的説明、帰納や確率にもとづく推論といった基本事項をていねいに解説する。随所に設けられた「問いかけ」を考えてみることで理解が深まる(解答あり)。
内容説明
自然科学をほかの人間活動から区別して特徴づけるのはその「方法」だ。本書は、この科学的方法について哲学的に考えるための手ほどきを、興味深いトピックを交えて行う。まず真理と知識についての考え方を確認したのち、科学的説明、理論とデータの関係、帰納や確率にもとづく推論などの基礎事項をていねいに解説する。随所に設けられた「問いかけ」で理解が深まる(解答あり)。
目次
第1章 真理なくして知識なし―真なる信念
第2章 根拠がたいせつだ―正当化された信念
第3章 説明を説明する―科学的説明
第4章 理論をどうやってつくるか―説明と理論
第5章 昨日起こったことは明日起こる?―帰納の問題
第6章 帰納をめぐる奇妙な問題―確証と反証
第7章 いろいろな確率
第8章 科学の価値
著者等紹介
八木沢敬[ヤギサワタカシ]
1953年生。県立長野高校を卒業後、1977年ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン卒、1981年プリンストン大学Ph.D。現在、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校教授。専門は分析哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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