コロナ禍の東京を駆ける―緊急事態宣言下の困窮者支援日記

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コロナ禍の東京を駆ける―緊急事態宣言下の困窮者支援日記

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  • サイズ 46判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000614412
  • NDC分類 369.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「ステイホーム」する家がない--。コロナ禍による派遣切りに遭い、ネットカフェなど拠り所を失い、追い詰められ、助けを求める人たち。対する行政の「水際作戦」の横行。緊急事態宣言発出日以降の支援者の日記から浮かび上がる、福祉の貧困と、それに抗い、つながる人たち。この社会の実態を突きつける貴重なドキュメント。

内容説明

「ステイホーム」する家がない。コロナ禍による派遣切りに遭い、ネットカフェなどの拠り所を失い、追い詰められ、助けを求める人たち。それに対する行政の「水際作戦」の横行。緊急事態宣言発出日以降の支援者の日記から浮かび上がる、福祉の貧困と、それに抗い、つながる人たち。この社会の実態を突きつける、心ゆさぶる貴重なドキュメント。

目次

ホームレス・クライシスに立ち向かう
困窮者支援活動日記―2020年4月8日~7月1日
新型コロナ緊急事態宣言下のある体験
「コロナ禍」における「通信禍」―支援対応の「ニューノーマル」を模索して

著者等紹介

稲葉剛[イナバツヨシ]
1969年広島市生まれ。一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事。大学在学中から東京・新宿を中心に路上生活者支援活動に取り組む

小林美穂子[コバヤシミホコ]
1968年生まれ。つくろい東京ファンドメンバー。支援を受けた人たちの居場所兼就労の場として設立された「カフェ潮の路」のコーディネーター(女将)。幼少期をアフリカ、インドネシアで過ごし、長じてニュージーランド、マレーシアで就労。ホテル業(栃Z、マレーシア)→事務機器営業(マレーシア)→工業系通訳(苫木)→学生(上海)を経て生活困窮者支援という、ちょっと変わった経歴の持ち主

和田靜香[ワダシズカ]
1965年千葉県生まれ。主に音楽や相撲について書くライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

36
生活困窮者の住居確保や生活保護申請などを支援しているNPOの記録。2020年、コロナ感染防止のためにネットカフェが休業せざるを得なくなり、たくさんの人々が路上に追い出されることとなった。国や都がビジネスホテルへの収容を進めるよう通達しているにもかかわらず(それも後手後手ではあるが)、直接対応する区が水際作戦で追い返したり引き延ばしたり、個室ではない宿泊施設(貧困ビジネスと推察される)に押し込もうとしたりと、困窮者を追い詰めている事実に愕然とする。2022/08/09

きみたけ

31
生活困窮者支援団体「つくろい東京ファンド」による2020年4月からの緊急事態宣言下における活動の記録。「ステイホーム」する家がない状況、コロナ禍でネットカフェなどの拠り所を失い助けを求める人たち。福祉事務所の「水際作戦」「ご飯論法」の横行が浮かび上がります。特に台東区、千代田区の対応は頂けません。そんな中、「生活保護は税金を使っているので」と言う福祉事務所の職員に対し「職員の皆さんもそうですね、税金で暮らしてらっしゃる」。恩恵を受ける立場、与える立場みたいな構図を一瞬にしてイコールにする術に拍手。2021/04/25

Koji Takahashi

14
《熱い、熱い、熱い!!》 コロナ禍で失業者や路上生活者が増える中、いかに行政が「人でなし」であるかが炙り出されている。 知らなければ行政は弱者に対して親身になって優しく対応すると思うのだろう。 残念ながら一部の心ある職員を除いて『平気で嘘をつく、相手の立場でモノを考えられない』正しく『お役所仕事』しかできないのである、緊急事態の中ではその酷さは更に増している。 弱者を代弁する支援者としての活動を記したこの書は、ともに泣き、笑い、そして怒ることができる「熱い」本だ。 弱者の味方を応援する傑作です。 2021/01/13

lily

12
つくろい東京ファンド代表稲葉剛の妻である小林美穂子が緊急事態宣言中の東京を綴る。アウトリーチ(一人一人がアパート転宅できるよう積極的に働きかけること)をモットーとして駆け回る小林と、劣悪な無料低額宿泊所に送り込み生活保護支給を回避しようとする行政が対照的。小林の攻勢にアタフタするしかない行政に論理はないことは明白だが、この行政の対応は私たちの選民意識と合わせ鏡である、とも捉えられないだろうか。情けない話である。反貧困ネットワークの瀬戸大作も出てきてある意味豪華な顔ぶれ。「ごはん論法」は初耳。2022/07/08

ゆまたろ

10
福祉の窓口での扱いは、上の姿勢が如実に出ているのでは?もともと申請主義で申請しないと何もしてもらえないのが日本の福祉。制度を理解し、権利を主張する力をつけることが大切だが、こうして付き添ってくれる方が存在するのは心強い。そしてこれは他人事ではなく自分にも続く問題。2021/12/31

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