ポピュリズムという挑戦―岐路に立つ現代デモクラシー

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ポピュリズムという挑戦―岐路に立つ現代デモクラシー

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613934
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0031

出版社内容情報

かつて周辺的な位置にあったポピュリスト勢力は、今日世界各国で議会政治に参入し、存在感を増している。ヨーロッパ、アメリカ、そして日本で民主主義への挑戦を続けるポピュリスト勢力の現在を詳細に分析し、政治の行方を展望する。執筆者=水島治郎、古賀光生、今井貴子、野田昌吾、土倉莞爾、伊藤武、作内由子、田口晃、中山洋平、西山隆行、中北浩爾。

内容説明

かつて周辺的な位置にあったポピュリズムは、今日世界各国で政治の表舞台に登場し、存在感を増している。とくにヨーロッパでは、二一世紀に入った頃からポピュリスト勢力が顕著に台頭し、ついにイギリスのEU離脱が実現するに至った。ヨーロッパ、アメリカ、そして日本で、既存の政治を揺るがしているポピュリズムの姿を分析し、デモクラシーのこれからを展望する。

目次

第1部 ポピュリズムとは何か(「主流化」するポピュリズム?―西欧の右翼ポピュリズムを中心に;中間団体の衰退とメディアの変容―「中抜き」時代のポピュリズム;遅れてきたポピュリズムの衝撃―政党政治のポピュリズム抑制機能とその瓦解?)
第2部 揺れるヨーロッパ(「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭
フランス選挙政治―エマニュエル・マクロンとマリーヌ・ルペンの対決
イタリアにおける同盟の挑戦―「主流化」をめぐるジレンマへの対応
オーストリアにおけるクルツ政権の誕生―主流政党のポピュリズム化とポピュリスト政党の主流化)
第3部 民主主義への挑戦―ローカルからグローバルへ(地方選挙での苦悩―二〇一八年オランダ自治体議会選挙で自由党はなぜ負けたのか;直接民主主義(国民投票)とポピュリズム―スイスの事例で考える
革命と焦点―二〇一七年フランス大統領・下院選挙の衝撃
トランプ時代のアメリカにおけるポピュリズム
地域からのポピュリズム―橋下維新、小池ファーストと日本政治)

著者等紹介

水島治郎[ミズシマジロウ]
1967年生。千葉大学大学院社会科学研究院教授。ヨーロッパ政治史、比較政治。『ポピュリズムとは何か―民主主義の敵か、改革の希望か』(中公新書、2016年、2017年度・第38回石橋湛山賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

29
既成政党の衰退、二大政党制が機能しなくなってきている先進欧米諸国にとって、矛盾のあらわれが左右ポピュリズムの台頭の文脈にある。そこには可能性とともに危険もあるだろう。正しく政治を見定める視点が求められている。2020/02/29

うえ

6
オランダ、ベルギー、オーストリア、スイスでは宗教・階級による亀裂は存在していたものの、カトリックや労働者階級を代表するエリート層の協調により合意指向の安定的デモクラシーを維持してきた。しかし現在では宗教団体なり労働団体の求心力は低下したのに、既成団体や既成政党を守ってきた慣習や制度は存続している。エリートへの信頼は無くなり、エリートの談合を批判するポピュリスト政党に説得力を与え、四か国では顕著な伸びを示しているという。汚職、政治腐敗のニュースが飛び交うほど、ポピュリスト政党はエリート批判で支持を集める。2020/11/02

spanasu

3
現代欧米(日)の政治について知ったかぶりで語れるようになる良書。土倉論文のみ読みづらい(引用の仕方や表現が気持ち悪い)のが難点であるが、ポピュリズム勢力が排外主義という新たな対立軸を持ち込むが、過激化と穏健化をうまく使い分けなければならないという難しさがわかった。ポピュリズムとマスメディアの共犯関係も興味深い。2020/06/12

numainu

0
評価C2024/09/16

Hashiba

0
2020年時点でのポピュリズムのあり方について、具体的な事例が多く記された論文集捉えて遜色ない本に思えた。2022/01/03

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