ジャック・デリダ―死後の生を与える

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ジャック・デリダ―死後の生を与える

  • 宮崎 裕助【著】
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  • 岩波書店(2020/01発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 376p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613859
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0010

出版社内容情報

現代思想最後の巨星は何を遺したのか。知られざる後期の思想を軸に読み解く。新たなる入門書の誕生。

内容説明

国家、民主主義、労働、贈与、動物、友愛、そして家族…。これまで日本では十分に取り上げられてこなかった晩年の思想を読み解くことで、デリダ像を一新する。そして、脱構築として知られてきたデリダ終生の問いにも正面から向きあい、いまだ尽くされぬ可能性を探る。生の哲学でも、死の哲学でもなく―“死後の生”を生き延びる私たちのための、新たなる入門書。

目次

序論 いまここにある死後の生
導入部 差延としての死後の生(差延、あるいは差異の亡霊―ソシュールからデリダへ)
第1部 政治的なものの亡霊的起源(国家創設と署名の力―「アメリカ独立宣言」をめぐって;自己免疫的民主主義―来たるべきデモクラシーの条件 ほか)
第2部 人間と動物の生‐死(動物と生政治への問い―猫のまなざし、ハリネズミの傷痕;人間/動物のリミトロフィー―デリダによるハイデガーの動物論講義 ほか)
第3部 来たるべき共同体への信(他者への応答責任―死を与えるキルケゴールとデリダ;呼びかけとしての友愛、哀悼としての友愛―アリストテレスの友たち ほか)

著者等紹介

宮崎裕助[ミヤザキユウスケ]
1974年生まれ。兵庫県出身。東北大学文学部卒、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、新潟大学人文学部准教授。専門は哲学・現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

8
親による認知を哲学的に論じたりしたデリダの隠し子はのちのフランス首相ジョスパンの手で育てられ就任時に騒ぎを呼んだ人間関係が、大オチ。父なるロゴスから捨てられた非嫡出子にエクリチュールを喩える等、もはや単に抽象的な議論だとは思えない生と思想の重なり合いを語り続けたデリダの、超越論的シニフィアンと散種でも正義と脱構築でもない倫理的議論を辿り直していく研究。大文字の正義や他者が見えなくする個別の問題を取り上げてる中、「ここで『北斗の拳』の聖帝サウザーのエピソードを想起することは唐突だろうか」と脱線し始めて唐突。2020/09/18

古義人

4
後期デリダは厄介な代物だなぁという印象。後期はほとんど体系的な仕事をしておらず、講演録や小著で、それも仄めしのよつな形でばら撒かれた可能性を最大限組み取らないといけないらしい。もっとも、それこそ「遺産相続」としての「死後の生」に他ならないのだけど。初期のデリダがソシュールから差延のアイデアを引き出す過程を析出した一章はとても為になった。2020/11/19

でっさん

2
全編面白かったが、あとがきにとても感動した。統御不能な痕跡が、資本やテクノロジーに簒奪されない死後の生を見出すのではないかと。差延についての説明もとても分かりやすい。2020/08/17

kentaro mori

2
最良のデリダ入門かつ、政治/労働/動物/倫理/家族、、、という問題の深さ。特に、デリダ=現代思想=生活と関係ないもの、と思っていた私のような人にこそ読んでいただきたい。⚫️私の生とは、みずからの死との抗争の後に、その死後に生き残った「生き延び」としての生なのである。2020/06/22

yu-onore

1
ある形で生を得たものが、それ自身を越えるような別の生を得ていく、そういった生き延びの可能性を見た。言語体系の差異に亡霊のように取り付く差延、署名の再認可能性ゆえに制度に反復的に入り込んでくる原初の力の一撃(それゆえの民衆の拡大)、象徴体系に回収されえない言葉の残余、自分とは異なる私生児としての子供(『ゲンロン0』を読み直したい)。アガンベンとデリダの確執?も興味深い。「おお、友よ、友はいない」の正確さよりそれがその誤りと共に理解され続けてきた実りを重視するのは、こういう哲学の実践って感じがするし。2022/03/22

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