どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613798
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0076

出版社内容情報

円熟の古典落語,軽妙なマクラで,聴くものを魅了してやまない噺家・柳家小三治.本書では,生い立ち,初恋,入門,修業時代,落語論から,バイク,クラシック音楽,俳句,忘れじの人々まで,すべてをたっぷり語り下ろす.独特の語り口もそのままに,まさに読む独演会.芸と人生に対する真摯な姿勢が,初めて明らかに.

内容説明

人情の機微を描き出す円熟の古典落語、即興の妙が光るマクラ…。噺家・柳家小三治の高座は、聴くものを魅了してやまない。本書では、生い立ち、初恋、入門、修業時代、真打昇進、落語協会会長就任、落語論、そしてバイク、クラシック音楽、俳句、忘れじの人々など、すべてをたっぷり語り下ろす。味のある語り口もそのままに綴られ、まさに読む独演会。ひと言ひと言から、芸と人生に対する真摯な姿勢が明らかにされる。「自分のことを本にするのは、どうもね」と言い続けてきた小三治師匠が、傘寿を機に世に送る待望の書。

目次

父と母のこと
野菊の如き君なりき
落語と出会う
しろうと寄席
小さん師匠に入門
私の北海道
真打昇進
うまくやってどうする?
東京やなぎ句会―小沢昭一さんと入船亭扇橋さん
生き方を変えたバイク
落語研究会
談志さんと志ん朝さん
会長、国法、そして大手術
『青菜』と『厩火事』
弟子たち

著者等紹介

柳家小三治[ヤナギヤコサンジ]
1939年12月17日東京・新宿生まれ。噺家。59年五代目柳家小さんに入門、前座名・小たけ。63年二ツ目昇進、さん治と改名。69年真打昇進、十代目柳家小三治を襲名。出囃子「二上りかっこ」。76年『小言念仏』で放送演芸大賞、81年芸術選奨新人賞、2004年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。05年紫綬褒章、14年旭日小綬章を受章。14年重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。15年毎日芸術賞を受賞。落語協会会長を経て、落語協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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こーた

218
人間国宝・柳家小三治。なんて云われたらご本人はさぞ厭がるだろうが、そんな当代随一の噺家が、落語論を訥々と語る。高座で見せる、あの雰囲気。緊張感。面白くもなさそうな顔で、ときに茶目っ気をのぞかせ、とりとめのないようで、一本芯が通っている。皆が黙ってじっと聞く。ちゃんと聞いていないとわからなくなるからだ。いやちゃんと聞いてたって半分くらいはわからないんだけど、大のおとながこんなに真剣にひとの話を聞くことってあるだろうかってくらい、集中する。話は落語論にとどまらない。芸論、いやこれは生き方の話だ。⇒2021/03/05

buchipanda3

110
本の雑誌の落語本特集で気になっていた10代目柳家小三治師匠の自伝。これがまた飄々と気兼ねない語り口で様々なエピソードが綴られていて楽しく読めた。師匠の人となりが見えてくる。表面的な取り繕いのない自分の言葉でじっくりと語っている感じがして、言わんとしている事がじんわりと染み込んできた。初恋話も良かったけれどやはり師匠の師匠との話が興味深い。柳家小さん師匠から落語は教えて貰えなかったみたいだが、落語とはを教えて貰ったんじゃないかな。落語は了見で覚える、うまく歌う等の意味を読んで改めて落語は人の物語だと感じた。2020/08/08

ケイ

108
せいぜい10年ほどだが、小三治さんを聴きに足を運んできたもんだなあ。まくらで聴いた話がたくさん。扇橋さんのこと、好きだったんだねぇ。志ん朝さんや談志さんとの思い出。バイクと北海道。落語協会会長話と一之輔のこと。圓生と小さん。ボーリング場でテレビになんか出ないでと言ったブラウスを着た女の子。初めて知る鞍馬天狗と宮本武蔵好き。そして真剣な芸への気持ち。どこをとってもさらりとして味が深い。「ぽつ、ぽつって言った中で、そのぽつぽつの間を埋め尽くしていく景色がお客さんの頭の中に自然に広がっていけば最高でしょう」2020/07/08

Willie the Wildcat

81
心底から湧き出る心情。故に、セリフや言葉ではではなく「了見」。結果、聞いてて心から感じる感動。落語家ではなく、「噺家」に拘るのもここに起因。漫談vs.噺の件も、至極自然かつ当然。落語会を超えた丹野/笑子/上田各氏との出会いが、師匠に齎した意味・意義も印象的。興味深いのが、『蒟蒻問答』を巡る子さん/圓生/正蔵師匠との関係性。う~ん、これはビジネスの世界でもあり得るから、思わず苦笑い。それにしても、厳格な父自らが、末廣亭の北村氏に弟子入りを依頼したのは、どのような心境の変化だったんだろうなぁ。2020/08/12

gtn

36
二ツ目の頃、師小さんに稽古をつけてもらったが、「お前のはなしはおもしろくねえな」の一言だったという。その言葉の裏には、何の期待も腹案もなく、それだけに重く、「あの一言がすべての始まり」だったと振り返る著者。そこから面白さとは何かと思索を続け、現在に至る。一方、圓生師は方法論を丁寧に教えてくれたが、圓生の噺に心を揺さぶられることはなかったとか。句に対する姿勢にもつながるが、言外の世界を追究するのが著者のスタイルなのだろう。2021/02/20

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