出版社内容情報
ウェーバー、シュミットから、フーコー、ハヴェルまで、二〇世紀ヨーロッパを舞台に、民主主義をめぐって思想家たちが織りなしたドラマ。下巻では冷戦期の民主主義の競合と文化変容を描く。
内容説明
二〇世紀のヨーロッパを舞台に、民主主義の思想と実践をめぐって数々の思想家たちが繰り広げたドラマ。第二次大戦後を扱う下巻では、冷戦下でソ連型社会主義・社会民主主義・キリスト教民主主義が三つ巴に展開し、「六八年」を機に文化変容を遂げる世紀末までを扱う。アレント、マリタン、サルトル、ソルジェニーツィン、マルクーゼ、ハーバーマス、フーコー、ハイエク、オークショット、ハヴェルなど多数の思想家・政治家が登場。二〇世紀思想史を骨太な構想の上に繊細な筆致で描き出した著者ミュラーの代表作。
目次
第4章 再建の思想―自己規制する民主主義と「人民民主主義」(程々の品位ある国家;キリスト教民主主義の契機;思想の取引 ほか)
第5章 異議申し立ての新時代―「父親なき社会」に向かって(理論ですか?いいえ、結構です;日常生活の革命;民主主義の変容 ほか)
第6章 反政治、そして歴史の終わり?(「民主主義の危機」;フランスにおける反全体主義の目覚め;守勢にまわる社会民主主義 ほか)
著者等紹介
ミュラー,ヤン=ヴェルナー[ミュラー,ヤンヴェルナー] [M¨uller,Jan‐Werner]
1970年ドイツ生。オックスフォード大学で博士号取得。現在、プリンストン大学政治学部教授。政治思想史・政治理論。著書多数
板橋拓己[イタバシタクミ]
1978年生。成蹊大学法学部教授。国際政治史、ドイツ政治史
田口晃[タグチアキラ]
1944年生。元北海道大学教授・元北海学園大学教授。ヨーロッパ政治史
五十嵐美香[イガラシミカ]
1984年生。北海道大学大学院法学研究科修士課程修了
五十嵐元道[イガラシモトミチ]
1984年生。関西大学政策創造学部准教授。国際関係論、安全保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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