試される民主主義〈下〉―20世紀ヨーロッパの政治思想

個数:
電子版価格
¥2,860
  • 電子版あり

試される民主主義〈下〉―20世紀ヨーロッパの政治思想

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月08日 05時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613521
  • NDC分類 311.23
  • Cコード C0031

出版社内容情報

ウェーバー、シュミットから、フーコー、ハヴェルまで、二〇世紀ヨーロッパを舞台に、民主主義をめぐって思想家たちが織りなしたドラマ。下巻では冷戦期の民主主義の競合と文化変容を描く。

内容説明

二〇世紀のヨーロッパを舞台に、民主主義の思想と実践をめぐって数々の思想家たちが繰り広げたドラマ。第二次大戦後を扱う下巻では、冷戦下でソ連型社会主義・社会民主主義・キリスト教民主主義が三つ巴に展開し、「六八年」を機に文化変容を遂げる世紀末までを扱う。アレント、マリタン、サルトル、ソルジェニーツィン、マルクーゼ、ハーバーマス、フーコー、ハイエク、オークショット、ハヴェルなど多数の思想家・政治家が登場。二〇世紀思想史を骨太な構想の上に繊細な筆致で描き出した著者ミュラーの代表作。

目次

第4章 再建の思想―自己規制する民主主義と「人民民主主義」(程々の品位ある国家;キリスト教民主主義の契機;思想の取引 ほか)
第5章 異議申し立ての新時代―「父親なき社会」に向かって(理論ですか?いいえ、結構です;日常生活の革命;民主主義の変容 ほか)
第6章 反政治、そして歴史の終わり?(「民主主義の危機」;フランスにおける反全体主義の目覚め;守勢にまわる社会民主主義 ほか)

著者等紹介

ミュラー,ヤン=ヴェルナー[ミュラー,ヤンヴェルナー] [M¨uller,Jan‐Werner]
1970年ドイツ生。オックスフォード大学で博士号取得。現在、プリンストン大学政治学部教授。政治思想史・政治理論。著書多数

板橋拓己[イタバシタクミ]
1978年生。成蹊大学法学部教授。国際政治史、ドイツ政治史

田口晃[タグチアキラ]
1944年生。元北海道大学教授・元北海学園大学教授。ヨーロッパ政治史

五十嵐美香[イガラシミカ]
1984年生。北海道大学大学院法学研究科修士課程修了

五十嵐元道[イガラシモトミチ]
1984年生。関西大学政策創造学部准教授。国際関係論、安全保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どら猫さとっち

6
本書は第二次大戦後の民主主義が、どのようになっていくかをひもといている。戦争が終わっても、スターリンの粛正は続き、民主主義は曲がりなりに形成していく。そして今、民主主義が危機的状況になりつつあるようだ。日本もアメリカも、ヨーロッパも“試される”ようである。民主主義の歴史を長く読みたい人にはおすすめしたい。2020/01/18

べっか

3
民主主義にとって、全体主義が常にカウンターパートとしてあるということ。2020/05/05

むっち

2
第二次世界大戦後の冷戦体制の下での欧州の民主主義をめぐる議論が西欧東欧を縦横無尽に語られる下巻は圧巻です。下巻だけでも感銘を受ける。  戦後の立憲秩序 ファシズムの対抗原理としての人民民主主義とその対抗として自由主義。共通する官僚政治。官僚政治から生じた人民民主主義の全体主義の接近(フランス革命からのつながりでの視点)。その間のキリスト教民主主義と社会民主主義が接近した欧州の福祉国家という官僚国家。社会主義の死滅が、自由主勝利といえない現実。こうしてみるとプラトン以来、民主政治は本当に機能するのかという2020/10/29

2
一度読んで分かるような本ではないことは理解した上で、上巻よりわからんかった…しばらくしてからまた読もう。 1970年代以降におけるハーバーマスやフーコーの重要性を改めて認識した。2020/05/10

八八

2
第2次世界大戦がファシズム体制を思想としても完膚なきまで叩き潰した後、アメリカ・西ヨーロッパを中心とした自由主義国家とマルクス・レーニン主義を標榜する国家にヨーロッパ大陸は分割された。上巻では戦後どの様に民主主義を作るのか、大衆と政治の関係に関して様々な議論が巻き起こる。キリスト教民主主義から出発して官僚化、家父長家する政治に対抗した68年の出来事、そして東側の思索と失敗を描き、現在の民主主義がどのように構築されたのかを描く。2019/08/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14038690
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品