内容説明
「反日教科書の採用を即刻中止せよ」、学校に押し寄せる抗議ハガキ。近年、道徳や歴史教育をめぐり、ときにソフトに、あからさまに、現場に圧力がかかっている。2017年度ギャラクシー賞大賞を受賞した番組『教育と愛国―教科書でいま何が起きているのか』(「映像」シリーズの1作)に、毎日放送の地元・大阪を震源とする教育行政の変質・荒廃など、多くの取材成果を盛り込み書籍化。揺れ動く2000年代日本の貴重な記録。
目次
1 新たな/継続する「教科書問題」(戦後初の道徳教科書と検定制度;歴史教科書をめぐる攻防―1990年代末~2000年代;新たな/継続する潮流)
2 先鋭化する“政治と教育”―大阪でいま起こっていること(大阪の「教育基本条例案」とアメリカ流教育改革;君が代「口元チェック」と「マネジメント」強化;変質した教育委員会と教師の締めつけ;前川喜平氏が語る政治と教育の攻防;大阪らしい教育から民主主義教育へ)
著者等紹介
斉加尚代[サイカヒサヨ]
1987年毎日放送入社。報道記者などを経て2015年からドキュメンタリー担当ディレクター。企画・担当した主な番組に『映像’17沖縄さまよう木霊―基地反対運動の素顔』(2017年1月、平成29年民間放送連盟賞テレビ報道部門優秀賞ほか)など。『映像’17教育と愛国―教科書でいま何が起きているのか』(2017年7月)は第55回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞。また個人として「放送ウーマン賞2018」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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