災害看護と心のケア―福島「なごみ」の挑戦

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  • サイズ 46判/ページ数 186p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613231
  • NDC分類 492.937
  • Cコード C0036

内容説明

2011年3月11日、南相馬市の病院で被災した元自衛官の精神科認定看護師、県外避難から10日で戻り、10カ月後に「相馬広域こころのケアセンターなごみ」を設立する。その運営と市民生活復興への苦闘を通し、訪問看護のあり方を問い、真の精神医療保健福祉システムを模索する。自然災害が多発し高齢化の進む日本で、最も先進的な試みがここに。悲喜こもごも、本音の奮闘記。

目次

はじめに―体験記の連載をはじめる
1 2011年3月26日、南相馬市にもどる―ボランティアから保健所の職員へ
2 「相馬広域こころのケアセンターなごみ」設立―苦悩の連続
3 訪問看護からひきこもり支援へ―真の精神医療保健福祉システムを模索する
4 身をもって得た教訓―ひきこもりからの脱却
5 災害看護とはなんだろう―中長期支援を視野に入れる
6 3・11からの6年―改めて「なごみ」を通して考える
おわりに―地震・豪雨災害の地のヒントに

著者等紹介

米倉一磨[ヨネクラカズマ]
1973年福島県南相馬市生まれ。茨城県結城看護専門学校卒業(看護師免許取得)、福島県立医科大学大学院看護学研究科(精神看護学領域)修了。航空自衛隊・陸上自衛隊・金森和心会雲雀ヶ丘病院・相双保健福祉事務所健康福祉課勤務を経て、現在、「NPO法人相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会 相馬広域こころのケアセンターなごみ」センター長。精神科認定看護師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Red-sky

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地域で精神障害者を支える仕組みは平時でも災害時でも整っているべきだけど、悲しいかな、災害によって何もなくなって今あるものを使ってもしくは新たに生み出しながら体制が作られた。東日本大震災からの動きを記録したもの。たしかに最近は地域活動に訪問看護はかかせない。こうしてどんどん専門職の仕事は拡張されていくんだろう。2019/04/29

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