企業ファースト化する日本―虚妄の「働き方改革」を問う

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企業ファースト化する日本―虚妄の「働き方改革」を問う

  • 竹信 三恵子【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 岩波書店(2019/02発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613187
  • NDC分類 366.11
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「働き方改革」の名のもとに進められる,財界・企業優先の国づくりの実態を暴き,働き手の対抗策を探る.

竹信 三恵子[タケノブ ミエコ]
著・文・その他

内容説明

「世界一企業が活躍しやすい国」を目指す安倍政権は、労働規制を大幅に緩和。そして、いま「働き方改革」の名のもとに、働く者の権利も、労働環境も、セーフティネットであるはずの公共サービスも、企業のためのものへと変質させられようとしている。危険な労働政策の実態と本質を暴き、働き手の対抗策を探る。教員の過労問題や外国人労働者受け入れ問題、水道民営化、公務労働の非正規化・民営化など、注目を集める問題にも鋭く切り込む。

目次

プロローグ フェイクとしての「働き方改革」
第1章 「上限規制」という名の残業合法化
第2章 差別を固定化させる「日本型同一労働同一賃金」
第3章 公務の「働き方改革」の暗転
第4章 「女性活躍」という資源づくり
第5章 「企業ファースト社会」の作られ方
第6章 「本当の働き方改革」の作り方
エピローグ 忘却を乗り越えるために

著者等紹介

竹信三恵子[タケノブミエコ]
東京都生まれ。ジャーナリスト。和光大学現代人間学部教授。1976年、朝日新聞社入社。シンガポール特派員、学芸部次長、労働担当編集委員兼論説委員などを経て、2011年から現職。著書に『ルポ 雇用劣化不況』(日本労働ペンクラブ賞受賞、岩波新書)など。2009年に貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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読書ニスタ

36
働き方改革といっても、企業は、利益は経営者一族、リスクは社員という根本に変更はない。 国家は公務員すら派遣化して官制ワーキングプアを量産している。 国家の目的は、全国民の派遣社員化。過労死しないところまで労働させることにある。 小泉内閣から国家要職を歴任する竹中平蔵は、派遣会社のパソナの現会長である。 経営者と労働者との関係だけが、問題かと読み始めたが、根は深い。 日本の国民は、民主主義や公について勝ち取った経験がなく、欧米と比べて意識が無い。権利を自ら勝ち取る以外、何も変わらない。2019/05/27

ゆう。

21
大企業が利益を出す為に、「働き方改革」がある。企業ファースト化とは、とても言い当てていておもしろい。現代労働市場が非正規化や女性労働力をなぜ求めるのか、考えることができる。すべてが生産性で測られる社会は、重苦しいだけだ。良書だ。2020/09/09

ふぇるけん

9
「働き方改革」はもう何年も言われているが、実質あまり変わったという印象がない。労使ともにマインドセットが変わらないと社会は変わらないのかな。ただ、EUのように仕事と仕事の間に11時間の休養を設けるといった国民の健康に直結する規制は義務化すべき。「同一労働同一賃金」も職務と責任を明確にせず、人事異動で職務もコロコロ変えるようなやり方だと、職務→賃金の紐づけは難しい。2019/06/03

takao

2
ふむ2022/12/08

ジム

1
企業ファーストによって経営者が優遇されるから溝が深まる。2019/03/24

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