出版社内容情報
「働き方改革」の名のもとに進められる,財界・企業優先の国づくりの実態を暴き,働き手の対抗策を探る.
竹信 三恵子[タケノブ ミエコ]
著・文・その他
内容説明
「世界一企業が活躍しやすい国」を目指す安倍政権は、労働規制を大幅に緩和。そして、いま「働き方改革」の名のもとに、働く者の権利も、労働環境も、セーフティネットであるはずの公共サービスも、企業のためのものへと変質させられようとしている。危険な労働政策の実態と本質を暴き、働き手の対抗策を探る。教員の過労問題や外国人労働者受け入れ問題、水道民営化、公務労働の非正規化・民営化など、注目を集める問題にも鋭く切り込む。
目次
プロローグ フェイクとしての「働き方改革」
第1章 「上限規制」という名の残業合法化
第2章 差別を固定化させる「日本型同一労働同一賃金」
第3章 公務の「働き方改革」の暗転
第4章 「女性活躍」という資源づくり
第5章 「企業ファースト社会」の作られ方
第6章 「本当の働き方改革」の作り方
エピローグ 忘却を乗り越えるために
著者等紹介
竹信三恵子[タケノブミエコ]
東京都生まれ。ジャーナリスト。和光大学現代人間学部教授。1976年、朝日新聞社入社。シンガポール特派員、学芸部次長、労働担当編集委員兼論説委員などを経て、2011年から現職。著書に『ルポ 雇用劣化不況』(日本労働ペンクラブ賞受賞、岩波新書)など。2009年に貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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