インフルエンザ・ハンター―ウイルスの秘密解明への100年

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インフルエンザ・ハンター―ウイルスの秘密解明への100年

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000613132
  • NDC分類 493.87
  • Cコード C0047

出版社内容情報

インフルエンザ界のインディ・ジョーンズ,世界中を飛び回る.失敗もありの,痛快,科学冒険物語.

ロバート・ウェブスター[ロバート ウェブスター]
著・文・その他

田代 眞人[タシロ マサト]
監修

河岡 義裕[カワオカ ヨシヒロ]
監修

内容説明

スペインかぜインフルエンザ大流行から100年。インフルエンザ界のインディ・ジョーンズにして大家86歳、自身の研究人生を軸にインフルエンザ研究史を語る。輝かしい研究成果の陰に、期待外れの結果あり、失敗あり。世界中の共同研究者や家族との絆に支えられ、世界各地を飛び回る。痛快エピソード満載の科学冒険物語。

目次

モンスターの出現―1918年のスペインかぜインフルエンザ
インフルエンザ研究の夜明け
オーストラリアの海鳥からタミフルまで
研究はカナダの渡りガモへ
デラウェア湾―最適な場所で、最適な時期に
動物種間のウイルス遺伝子伝播の証明
ウイルス学者の中国訪問
インフルエンザウイルスの温床「香港」―生鳥市場とブタの処理過程
世界探究―1975~1995年
動かぬ証拠―The Smoking Gun
鳥インフルエンザ―H5N1亜型の出現と拡散
21世紀最初のパンデミック
SARSとヒトに感染する第2の鳥インフルエンザウイルス
1918年のスペインかぜインフルエンザへの答えを掘り起こす
1918年のスペインかぜインフルエンザウイルスの蘇生復活
パンドラの箱を開ける
未来へ向けて―十分な備えはあるか?

著者等紹介

ウェブスター,ロバート[ウェブスター,ロバート] [Webster,Robert G.]
1932年生まれ。ニュージーランド・オタゴ大学修士課程修了。オーストラリア国立大学にてPhD取得。ウイルス学者。米国セント・ジュード小児研究病院教授、WHOインフルエンザ協力センター長などを歴任。米国科学アカデミー会員。ニュージーランド王立学会フェロー。英国王立協会フェロー

田代眞人[タシロマサト]
1948年生まれ。東北大学医学部卒業。医学博士。国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長、WHOインフルエンザ協力センター長、WHOパンデミック緊急会議委員、国際インフルエンザ学会理事などを歴任、現在、国立感染症研究所名誉所員。マックス・プランク賞受賞

河岡義裕[カワオカヨシヒロ]
1955年生まれ。北海道大学大学院獣医学部修士課程修了。獣医学博士。現在、米国ウィスコンシン大学獣医学部教授ならびに東京大学医科学研究所感染症国際研究センター長。野口英世記念医学賞、ロベルト・コッホ賞、紫綬褒章、日本学士院賞などを受賞。米国科学アカデミー外国人会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

45
煽るほど冒険的なフィールドワークもないし痛快と言えるようなエピソードもそれほどないので、単純な読み物としての面白さを過度に期待すると肩透かしを食らうかも知れない。説明文は少しセールスを意識しすぎじゃないか。正確な内容としては、世界各国とインフルエンザの戦いの歴史を大まかに説明したもの。人間が罹患するウィルスが発生する経緯、中国やアジア諸国の問題点、パンデミックへの対応策など、とても興味深く読んだ。第一次世界大戦の終結と第二次世界大戦のきっかけがインフルエンザであったことを示唆しているのが印象的。2019/01/16

アキ

39
今から100年前の1918年スペインかぜはインフルエンザウイルスによるパンデミックで第一次世界大戦の塹壕の中で広まった。毒ガスの使用がその流行に拍車をかけた。戦争に参加していないスペインで発表されたためそう呼ばれる。ウイルスによる感染と判明したのは1930年代になってから。著者はオーストラリアの水鳥が中間宿主であることを突き止め、タミフルが治療薬として用いられることに貢献したインフルエンザウイルス研究の第一人者。鳥インフルエンザによる将来のパンデミックがいつ起こってもおかしくない現状を警告する。2019/01/30

DEE

17
水禽に起源を持つとされるインフルエンザ。二度の大戦の戦死者を超える犠牲者を出したスペイン風邪の原因を探りながら、ウイルスがどう変異し広がったかを追う。 渡り鳥の移動を制限することは困難だけど人間には可能。でも人間を殺処分するわけにはいかない。殺人ウイルスを蘇らせることは科学的には有意義だけど、公衆衛生の視点では危険である。ワクチン投与は短期的には有効でもいずれはウイルスの変異を招く。こういった二面性のバランスを取るのは本当に難しいと思う。新型コロナもいいとこ取りが不可能な段階。向き合う覚悟を決めないと。2020/05/10

はるわか

16
1918年のスペインかぜインフルエンザ、北半球で夏の終わりにそのウイルスは出現し全世界に広がった(パンデミック)。全世界の死者数は2470〜3930万人と報告されているが、人口統計が不十分な植民地などを勘案すると1億人に達していた可能性も(当時の推定世界人口は18億人)。1918年3月、同9〜11月、1919年初めの3回の波。経済的損失と人口減少は甚だしく世界は壊滅的状況に陥った。半地下の塹壕の中で両軍数万人がひしめき合った第一次世界大戦がこのモンスターウイルスの発生に理想的な条件を提供。2019/03/25

Book Lover Mr.Garakuta

10
病気というものはかくも恐ろしいものであるのかと思うと身の毛のよだつ思いである。2020/01/04

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