出版社内容情報
環境を人類史の外の条件としてでなく、影響しあう総合的な歴史として描く、環境史という試み。人文・社会・自然科学の融合とされる環境史の歩みを振り返り、課題と今後のあり方を考える。学界を牽引してきた碩学による、入門書の決定版。
内容説明
環境史とは、自然環境を人類史の「外」の条件として扱うのではなく、人びとの営みと相互に影響しあうものとして描く試みである。人文・社会・自然諸科学の融合を特徴とする環境史の学問的な歩みをたどり、その課題と今後の研究のあり方を考える。名実ともに学界を牽引してきた碩学による、環境史入門の決定版。
目次
第1章 環境史を定義する
第2章 環境史の先駆者達
第3章 アメリカ合衆国における環境史の出現
第4章 その土地、地域、そして国家の環境史群
第5章 グローバル環境史
第6章 環境史における多様な論点と方向性
第7章 「環境史をする」について考える
著者等紹介
ヒューズ,J.ドナルド[ヒューズ,J.ドナルド] [Hughes,J.Donald]
デンバー大学名誉教授。歴史学(古代環境史)。世界初の環境史学会(米)の創設メンバーであり、欧州・アジアの各種学会にも多大な影響を与えた
村山聡[ムラヤマサトシ]
香川大学教授。専門は経済史・環境史。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科修士・博士課程修了。ギーセン大学Dr.phil.(ドイツ中近世史)。慶應義塾大学助手、講師、香川大学助教授、ベルリン自由大学客員教授、レイチェル・カーソン・センター研究員、総合地球環境学研究所客員教授、東アジア環境史協会学会長を歴任
中村博子[ナカムラヒロコ]
フリーランスの翻訳家で、政府の支援業務や映画字幕など幅広く活躍。専門は環境意思決定論。慶應義塾大学法学部卒業、香川大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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