出版社内容情報
南部にむかうバスに乗って、人種による座席の区別を破るフリーダム・ライドに参加したジョン・ルイス。若者たちの果敢な行動は社会を揺り動かしていく。そしてワシントン大行進で運動は頂点に達したかにみえたが……。
内容説明
ナッシュビルでの座り込みが成功したあと、ジョン・ルイスは非暴力の手段を通じて世界を変える運動にますますのめり込んでいく。だが仲間とともにバスに乗り込んで向かった深南部では、かつてない試練に向き合うことになった。容赦のない暴行、残忍な警察、放火、殺人…。若い運動家たちは引き裂かれるような恐怖にさいなまれながら、時には命を危険にさらしてまで闘いつづける。その勇気はマーティン・ルーサー・キング牧師をはじめとする指導者や、政治家たちの心をも動かしていった。やがてSNCC(学生非暴力調整委員会)の委員長に選出されたジョン・ルイスは、1963年のワシントン大行進に最年少の演説者として登壇する。アメリカ公民権運動の歴史を振り返る“MARCH”三部作。フリーダム・ライドからワシントン大行進までの日々を描く、激動の第二巻。
著者等紹介
ルイス,ジョン[ルイス,ジョン] [Lewis,John]
1940‐。公民権運動において重要な役割を果たしたことで広く知られる。アラバマ州の農村で生まれ育ち、牧師を志す。神学校在学中に参加したランチ・カウンターでの座り込みのデモを皮切りに、多くの運動に参加し、公民権運動において、数々の重要な場面に立ち会った。1963年から1966年までSNCC(学生非暴力調整委員会)の委員長を務める。1963年のワシントン大行進では23歳で最年少の演説者となった。1965年にセルマからモンゴメリーへのデモ行進を率い、アラバマ州警察から激しい暴行を受ける。「血の日曜日事件」として知られるこの事件は、1965年の投票権法の成立をうながした。1987年よりジョージア州5区選出の米国下院議員
押野素子[オシノモトコ]
翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、レコード会社勤務を経てハワード大学ジャーナリズム学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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