出版社内容情報
俳句生活80年。自選108句と自解、最新インタビュー、10人の寄稿で迫る、その作品と人間の魅力。
内容説明
俳句生活八十年。世代を超えて人びとを惹きつける金子兜太の世界に、多様な角度から迫る。兜太入門に最適な自選自解百八句、インタビュー、そして、金子兜太を敬愛する十人の寄稿により、立体的に浮かび上がる、その作品と人間の魅力。
目次
自選自解百八句(金子兜太)
わが俳句の原風景(金子兜太 聞き手 青木健)
いま、兜太は(ケダモノ感覚の句にしびれる(嵐山光三郎)
私の金子兜太(いとうせいこう)
存り在るひと(宇多喜代子)
進化する人間 深化する俳人とともに(黒田杏子)
兜太への測鉛(齋藤慎爾)
“霧”のみちのり―金子兜太の「古典」と「現代」(田中亜美)
希望の星(筑紫磐井)
うろつく兜太―十句を読む(坪内稔典)
生きもの感覚を見つめる(蜂飼耳)
ことばの体幹(堀江敏幸))
著者等紹介
金子兜太[カネコトウタ]
俳人。1919年埼玉県生まれ。東京帝国大学経済学部卒業。日本銀行に入行。44年から終戦まで、海軍主計中尉(のちに大尉)としてトラック島に赴任。戦後は日本銀行に復職し、74年に定年退職。俳誌「海程」主宰。現代俳句協会名誉会長、朝日俳壇選者を務める。日本藝術院会員、文化功労者、菊池寛賞、朝日賞など受賞多数
青木健[アオキケン]
作家・編集者。1944年京城生まれ。名古屋大学法学部卒業。河出書房新社を経て、独立。愛知淑徳大学非常勤講師(教授格)。「星からの風」で新潮新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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