出版社内容情報
人口変動と家族形態の変遷、労働、所得、消費、貯蓄動向の分析で近現代の日本人の家計行動を総合的に解明。
内容説明
一国のマクロ経済における総需要の6割から7割を占める家計消費。景気や経済成長を論じるときにはこの家計の動向が鍵を握る。この本では日本の人口動態、家族形態の変遷から説き起こし、人びとの働き方、所得分配、消費・貯蓄動向を分析することによって、明治時代から現代まで日本人がどのような家計行動をしてきたかを示す。格差、貧困、労働経済など多岐に亘る著者の研究成果ここにまとまる。
目次
第1部 家計の歴史的変遷(人口の変化と家族;「家」制度をめぐって;人はどこでどれだけ働いていたのか;豊かさの変遷;消費と貯蓄の動向)
第2部 家族の変化(少子・高齢化;小家族主義;女性の教育と労働)
第3部 豊かさのなかの格差・貧困(生活の豊かさを成就した家計;格差社会の到来と社会・経済の変化;政府による政策効果;貧困の現状と課題;貧困者をなくすために)
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年兵庫県生まれ。小樽商科大学卒、大阪大学大学院修士課程修了、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学教授、同志社大学教授などを経て、京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。専門は労働経済学、公共経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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