出版社内容情報
関川 夏央[セキカワ ナツオ]
著・文・その他
内容説明
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、少子高齢化、デフレ…。「戦後」が終焉し、日本社会が変質するなか、「晩年」を生き、世を去った者たち。
目次
一九九五年に死んだ人々(内村健一(腎不全・68歳)―「天下一家の会」という無限連鎖講を考案した男
金子信雄(細菌性敗血症・71歳)―「美少年」から「セコい親分」への道のり ほか)
一九九六年に死んだ人々(横山やすし(肝硬変・51歳)―好きでもない酒で命を縮めた漫才師
司馬遼太郎(腹部大動脈瘤破裂・72歳)―「歴史青春小説家」から「憂国」の人へ ほか)
一九九七年に死んだ人々(藤沢周平(肝不全・69歳)―「普通」であろうと努力した作家
〓(とう)小平(パーキンソン病と肺感染症の合併症・92歳)―不倒翁倒了 ほか)
一九九八年に死んだ人々(剣晃敏志(汎血球減少症・30歳)―「大食細胞」に敗れた力士
尾嶋彰(殺人被害・56歳)―パリの空の下、殺人者も闊歩する ほか)
一九九九年に死んだ人々(芦田伸介(肝臓がん・81歳)―退職後の『七人の刑事』
スタンリー・キューブリック(心臓発作・70歳)―「才能あるイヤな野郎」 ほか)
著者等紹介
関川夏央[セキカワナツオ]
作家。1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。『海峡を越えたホームラン』(双葉社、1984年)で第7回講談社ノンフィクション賞、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローと共作、双葉社、1987‐97年)で第2回手塚治虫文化賞、2001年には、その「人間と時代を捉えた幅広い創作活動」により第4回司馬遼太郎賞、『昭和が明るかった頃』(文藝春秋、2002年)で第19回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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