内容説明
ニューヨークで暮らす著者の長男の親友チャーリーには、二人のパパがいる。この一〇年間で子どもを育てる米国の同性カップルは倍増し、一〇万組以上にのぼるとされる。チャーリー一家のような同性親家庭は、米国の都市部を中心に日常の風景となりつつあるようだ。同性婚の合法化など性的マイノリティ(LGBT)の権利保障が注目されるなか、本書は、米国で進行中の「家族のかたち革命」の現実を追う。里子や養子だけでなく、精子・卵子提供、代理出産など生殖補助医療で子をもうける同性カップルと、その子どもたちの肉声を伝える。
目次
第1章 「ゲイビーブーム」と世論の変化
第2章 ゲイカップルと子どもたち―代理出産という選択
第3章 レズビアンカップルと子どもたち―人工授精、体外受精という選択
第4章 里親制度、養子縁組で子どもを迎える―非血縁という選択
第5章 子育てが直面する現実―役割分担と差別
第6章 日本で同性親になるということ―ハードルと課題
第7章 「家族のかたち革命」のゆくえ
著者等紹介
杉山麻里子[スギヤママリコ]
朝日新聞社会部記者。1995年入社。長野支局、横浜支局をへて、東京本社社会部、AERA編集部等で、教育、子育て、家族などを中心に取材。日本新聞協会が主催する、読者が選ぶ「HAPPY NEWS 2010」大賞に、執筆した記事「満員電車友だち10人」が選ばれた。米国コロンビア大学大学院東アジア研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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