内容説明
一九七〇年代から八〇年代にかけて驚異的な成功を収め、世界の注目を集めた日本経済の凋落はなぜ生じたのか。「環境変化に対応した改革が遅れた」とする広く流布された観方を排して、日本経済を新たな視角から多面的に分析する。欧州発の本格的な日本経済論。
目次
序章 なぜフランス人経済学者は日本の資本主義に興味をもったのか、そしてそれが日本にとってなぜ重要なのか
第1章 資本主義の多様性と資本主義の未来への日本からの教訓(セバスチャン・ルシュヴァリエ=イヴ・ティベルゲン)
第2章 J企業モデルの終焉?
第3章 日本の資本主義は今なお調整的なのか
第4章 現代日本の社会的和解の特質
第5章 新自由主義世界の教育システムとは(セバスチャン・ルシュヴァリエ=アルノ・ナンタ)
第6章 シリコンバレー・モデルが日本にとって唯一の道か
第7章 日本資本主義はグローバリゼーションに順応すべきか
終章 資本主義と新自由主義―日本からの教訓
著者等紹介
ルシュヴァリエ,セバスチャン[ルシュヴァリエ,セバスチャン] [Lechevalier,S´ebastien]
1973年生まれ。専攻は経済学。現在フランス・パリにある社会科学高等研究院准教授(日本経済)。日仏財団理事長。東京大学、一橋大学、京都大学などで客員研究員を歴任
新川敏光[シンカワトシミツ]
1956年生まれ。京都大学公共政策大学院・法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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