出版社内容情報
物質の多彩な性質を解明する統計力学は、古典力学や電磁気学などとは異なる独特の考え方や方法をもつ。本書は、理想気体から強磁性体に至るまで、豊富な具体例と適切な演習問題によってこの考え方と方法とが無理なく身につくよう工夫を凝らした。平衡系の統計力学の全体をバランスの良い記述で初学者に提示した定番教科書。
内容説明
物質の多彩な性質を解明する統計力学は、古典力学や電磁気学などとは異なる独特の考え方や方法をもつ。本書は、理想気体から強磁性体に至るまで、豊富な具体例と適切な演習問題によってこの考え方と方法とが無理なく身につくよう工夫を凝らした。平衡系の統計力学の全体をバランスの良い記述で初学者に提示した定番教科書。
目次
1 統計力学の基礎
2 ミクロカノニカル分布とエントロピー
3 カノニカル分布と自由エネルギー
4 古典統計力学の近似
5 低温と量子効果
6 開いた系と化学ポテンシャル
7 フェルミ統計とボース統計
8 2次の相転移
著者等紹介
長岡洋介[ナガオカヨウスケ]
1933年盛岡市に生まれる。1956年東京大学理学部物理学科卒業。1961年同大学院博士課程修了。京都大学基礎物理学研究所教授、名古屋大学教授、京都大学基礎物理学研究所長、関西大学教授を経て、京都大学名誉教授、名古屋大学名誉教授。理学博士。専攻、物性理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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