出版社内容情報
複素数の導入から,コーシーの積分公式や留数定理,等角写像まで平易に解説したロングセラーの新装版.
内容説明
複素数を変数とする関数(複素関数)に特有な性質をしらべる複素関数論は、実定積分の計算や電磁気学・流体力学などへ広く応用されている。複素数の導入からはじめて、複素関数の微分積分、正則関数の基本性質を解説し、コーシーの積分公式や留数定理へとすすむ。最後に、ポテンシャル問題への応用と等角写像を取り上げる。
目次
1 複素数と複素平面
2 複素関数とその微分
3 いろいろな正則関数とその性質
4 複素関数の積分とコーシーの積分定理
5 コーシーの積分公式と留数定理
6 関数の展開
7 多価関数とその積分
8 境界値問題と等角写像
さらに勉強するために
数学公式
問題略解
著者等紹介
表実[オモテミノル]
1943年福井県に生まれる。慶應義塾大学名誉教授。1971年東京教育大学大学院理学研究科博士課程修了。筑波大学物理学系講師、慶應義塾大学教授を経て2009年3月慶應義塾大学定年退職、2009年4月~2011年3月東北公益文科大学副学長。理学博士。専攻は素粒子理論、一般相対性理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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