出版社内容情報
孤立超曲面特異点に関わる三種の対象「特異点・ルート系・離散群」の間には、いくつもの興味深い関連が見出されている。いまだ謎が多いその起源の解明に向けて、原始形式やフロベニウス構造など微分幾何的構造に焦点を当てた入門的解説を行う。展開した理論をもとにミラー対称性の具体例を紹介し、発展的話題にも触れる。
内容説明
孤立超曲面特異点に関わる3種の対象「特異点・ルート系・離散群」の間には、いくつもの興味深い関連が見出されている。いまだ謎が多いその起源の解明に向けて、原始形式やFrobenius構造など微分幾何学的構造に焦点を当てた入門的解説を行う。展開した理論をもとにミラー対称性の具体例を紹介し、発展的話題や今後の課題にも触れる。
目次
1 可逆多項式とウェイト系
2 Frobenius構造入門
3 ルート系とWeyl群
4 有限Weyl群不変式とFrobenius構造
5 アフィンWeyl群不変式とFrobenius構造
6 原始形式入門(ADE型)
7 原始形式入門(アフィンADE型)
8 ミラー対称性
著者等紹介
〓橋篤史[タカハシアツシ]
1975年生まれ。1998年京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻修士課程修了。2004年京都大学博士(理学)。現在、大阪大学大学院理学研究科数学専攻教授。専門は複素幾何学、数理物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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