出版社内容情報
基礎から最先端まで豊富な図とともに解説.上巻はジョーンズ多項式とそれに続く多項式不変量まで説明.
内容説明
3次元ユークリッド空間内の輪のもつれを位相幾何学的に研究する結び目理論は現在、幾何学だけでなく作用素環論、表現論、理論物理学などとも関わって活発な発展をみせている。豊富な図とともに基礎から解説し、最先端へとみちびく。上巻では、結び目の定義からはじめて、ザイフェルト曲面やライデマイスター移動といった基本的概念を導入したあと、アレクサンダー多項式、ジョーンズ多項式、HOMFLYPT多項式といった重要な不変量を取り上げる。
目次
1 結び目とは
2 結び目の表示
3 結び目補空間の被覆空間
4 Alexander多項式
5 結び目同境群
6 Jones多項式とHOMFLYPT多項式
著者等紹介
村上斉[ムラカミヒトシ]
1958年生まれ。1986年大阪市立大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院情報科学研究科教授。専門は位相幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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