岩波科学ライブラリー<br> インフルエンザウイルスを発見した日本人

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岩波科学ライブラリー
インフルエンザウイルスを発見した日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 126p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000297219
  • NDC分類 491.77
  • Cコード C0347

出版社内容情報

1918年のインフルエンザ・パンデミックに際し、その病原体がウイルスであることを示した日本人がいた。埋もれていた論文の著者山内保は、細菌よりも小さく「見えない」病原体に、どのようにして迫りえたのか。黄金期のパスツール研究所に連なる病原体の狩人たちの事績と人生をたどり、医学探究のドラマを描きだす。

内容説明

長らくインフルエンザウイルスの発見者は1930年代の英国グループとされてきた。だが、1918年に発生したスペイン風邪(インフルエンザの世界的流行)に際し、その病原体がウイルスであることを示していた日本人がいた。埋もれていた論文の著者山内保は、細菌よりも小さく「見えない」病原体に、どのようにして迫りえたのか。黄金期のパスツール研究所に連なる病原体の狩人たちの事績と人生をたどり、医学探究のドラマを描きだす。

目次

序章 インフルエンザウイルスの発見者T・ヤマノウチとは誰か
1 インフルエンザ菌からインフルエンザウイルスへ―インフルエンザの原因探究の歴史
2 天才の直感と濾過性ウイルスの概念の確立
3 パスツール研究所の黄金期を支えたメチニコフ―波乱の人生を歩んだ異才
4 パスツール研究所で山内が行った先端研究
5 メチニコフのロシア調査団と野口英世のパスツール研究所訪問―山内の貴重な体験
6 山内保の生い立ちとその後

著者等紹介

山内一也[ヤマノウチカズヤ]
1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部獣医畜産学科卒業。農学博士。北里研究所所員、国立予防衛生研究所室長、東京大学医科学研究所教授、日本生物科学研究所主任研究員を経て、東京大学名誉教授、日本ウイルス学会名誉会員、リエージュ大学(ベルギー)名誉博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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けぴ

50
インフルエンザウイルスを初めて発見したのは1933年に英国のクリストファー・アンドリュースのグループとされていたが、1919年に山内保がランセットに発表した論文が最初の発見であったという本。著者も山内であるが関係はないそうです。そんな凄い人物ですが、後半生は麹町で内科開業をしてひっそり暮らしていたという。人生、どうなるか分からないものですね。2023/12/15

くらーく

3
著者とは同姓だけど縁もゆかりもない山内保教授。実はインフルエンザウイルスを世界初で発見したかもしれない方だそうで。いや、当時は、北里柴三郎、志賀潔、野口英世、秦佐八郎など綺羅星のごとくいた中で、山内保という名前は知りませんでした。明治の日本は本当に赤丸急上昇にみえるだろうな、欧州からすると。肌の色も違うのにね。 当時のコッホ研究所と並ぶパスツール研究所。ドイツとフランスの特徴が出ていて、非常に興味深いね。今でもそうなのだろうか。そして、軍とからんだ晩年の汚職。。。日本らしいのかもな。地位と金と品位と。2023/09/24

takao

2
ふむ2024/01/12

Steppenwolf

2
G本書は同姓であり研究内容も関連する著書が前世紀初頭フランスに渡って研究した一人の日本人の業績を追うという体裁になっている.私にはむしろメチニコフという偉人の功績が大きいように見えて仕方がない.山内さんという人はその研究所の一員としてメチニコフ研究室で研究したという程度に思えた.主人公の山内さんのことがあまりわからないということも一因であろう.晩年は最終章に触れられるように意外な幕切れである.ただ楽しい読書であったことはまちがいない.2023/08/22

Humbaba

1
大きな業績を上げることと、それを周知することは必ずしも一致しない。様々な理由により、素晴らしい業績を残したとしてもその名前が世間には知られないということもあり得る。ただし、知られるかどうかとその業績が生かされるかは別の話であり、たとえ名前は知られなくてもそれによって多くの恩恵を受けるということもあるだろうし、調べていけばその名前についてもしっかりと知ることができる。2024/05/23

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