出版社内容情報
脳も心臓も胃腸もない。どこを切ってもスッカスカ。動物?植物?そもそも生物? 海に行けば普通にいるが、印象が薄い。そんな存在感のないカイメンが、じつは生態系を牛耳る黒幕だった?! サンゴ礁の海も世界一透明な湖も、彼らなしには成り立たない。人間も紀元前から利用してきた。ジミにすごい正体にせまる。【カラー頁多数】
内容説明
脳も心臓も胃腸もない。どこを切ってもスッカスカ。動物?植物?そもそも生物?海に行けば普通にいるが、印象が薄い。そんな存在感のないカイメンが、じつは生態系を牛耳る黒幕だった?!サンゴ礁の海も、世界一透明な湖も、彼らなしには成り立たない。人間も紀元前から利用してきた。ジミにすごい正体にせまる。
目次
第1章 ヒトとカイメン(歴史の影にカイメンあり;カイメン漁師の栄枯盛衰 ほか)
第2章 生き物としてのカイメン(スカスカの体は何のため?;カイメンは動物 ほか)
第3章 カイメン行動学ことはじめ(水路をキレイに保つ秘密;カイメンの「くしゃみ」 ほか)
第4章 カイメンをとりまく生き物たち(カイメンを食べる生き物;付着する生き物との攻防 ほか)
第5章 生態系のなかのカイメン(「謎の生態系」微生物ループの発展;ダーウィンも悩んだ謎、その黒幕の正体 ほか)
著者等紹介
椿玲未[ツバキレミ]
1985年生まれ。京都大学文学部に進学。生態学の授業で生き物への情熱がよみがえり、生物の研究ができる総合人間学部に転学部、卒論では沖縄・八重山列島の海で砂に潜るハゼ(スナハゼ)を研究。その後、研究テーマを二枚貝とカイメンの共生関係に移し、2013年、京都大学大学院人間・環境学研究科で博士(人間・環境学)を取得。学位取得後は森林総合研究所でカミキリムシを研究しながらもカイメンのシンプルながら奥深い生態に魅せられ、海洋研究開発機構に移りカイメン漬け生活がスタート。現在はサイエンスライターとして活動しながら、東京大学総合研究博物館、海洋研究開発機構でカイメンの研究も進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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