出版社内容情報
脳は推論するシステムだ! 知覚、認知、運動、思考、意識──それぞれの仕組みの解明は進んできたが、それらを統一的に説明する理論が長らく不在だった。神経科学者フリストンは新たに「能動的推論」を定義し、単一の「自由エネルギー原理」によって脳の多様な機能を説明する理論を提唱した。注目の理論を解説する初の入門書。
内容説明
脳は推論するシステムだ!知覚、認知、運動、思考、意識―それぞれの仕組みの解明は進んできたが、それらを統一的に説明する理論が長らく不在だった。神経科学者フリストンは新たに「能動的推論」を定義し、単一の「自由エネルギー原理」によって脳の多様な機能を説明する理論を提唱した。認知科学、心理学、物理学、情報学から哲学にいたるまで、さまざまな分野から注目を集める理論を解説した初の入門書。
目次
1 知覚―脳は推論する
2 注意―信号の精度を操る
3 運動―制御理論の大転換
4 意思決定―二つの価値のバランス
5 感情―内臓感覚の現れ
6 好奇心と洞察―仮説を巡らす脳
7 統合失調症と自閉症―精度制御との関わり
8 認知発達と進化、意識―自由エネルギー原理の可能性
著者等紹介
乾敏郎[イヌイトシオ]
大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。京都大学大学院文学研究科教授、情報学研究科教授などを経て、追手門学院大学心理学部教授。工学修士、文学博士。専門は認知神経科学、計算論的神経科学
阪口豊[サカグチユタカ]
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。東京大学工学部助手、講師、電気通信大学大学院情報システム学研究科助教授などを経て、電気通信大学大学院情報理工学研究科教授。工学博士。専門は感覚運動機能、身体技能の計算理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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