岩波科学ライブラリー<br> 嗅覚はどう進化してきたか―生き物たちの匂い世界

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岩波科学ライブラリー
嗅覚はどう進化してきたか―生き物たちの匂い世界

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000296786
  • NDC分類 481.37
  • Cコード C0345

出版社内容情報

人間は400種類の嗅覚受容体で何万種類もの匂いをかぎ分けるが、そのしくみはどうなっているのか。環境に応じて、ある感覚を豊かにし、ある感覚を失うことで、種ごとに独自の感覚世界をもつにいたる進化の道すじ。

内容説明

視覚や聴覚に比べて複雑で、多くの謎が残る嗅覚。人間は400種類の嗅覚受容体で何万種類もの匂いをかぎ分けるが、そのしくみは?嗅覚受容体の種類は、イルカはほぼ0、ゾウは2000と、種により大きな開きがある。環境に応じて、ある感覚を豊かにし、ある感覚を失うことで、種ごとに独自の感覚世界をもつにいたる進化の道すじ。

目次

第1章 魅惑の香り
第2章 匂いをもつ分子
第3章 匂いを感じるしくみ
第4章 生き物たちの匂い世界
第5章 遺伝子とゲノムの進化
第6章 鼻の良いサル、鼻の悪いサル

著者等紹介

新村芳人[ニイムラヨシヒト]
東京大学大学院農学生命科学研究科特任准教授、JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクトグループリーダー。1971年生まれ。1994年東京大学理学部物理学科卒業、1999年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了(理学博士)。国立遺伝学研究所研究員、ペンシルバニア州立大学研究員、東京医科歯科大学難治疾患研究所准教授などを経て、2013年より現職。専門は分子進化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

85
古代エジプトで紀元前4000年前に香を焚いたのが最も古い痕跡。麝香・龍涎香は中国・アラビアで普及し、日本に輸入されたのは6世紀頃。匂いは化学物質であり、嗅覚受容体が発見されたのは1991年と最近である。ヒトの嗅覚受容体遺伝子は約400。犬は約800、最も多いアフリカゾウで2000。なぜヒトが嗅覚遺伝子を進化とともに減らしてきたのかは未だ不明。視覚に関する遺伝子は4つしかなく、嗅覚は遺伝子重複が行われたと推測する。さて源氏物語の宇治十帖の主人公は匂宮と薫である。紫式部は香りに強いこだわりがあったのだろう。2020/11/17

zoe

23
何年人生やってきたか。分かっているつもりでも、改めてハッとする。色は段々と変わっていくことが分かるが、臭いは段々とは変わらない。ヒトが黄色を見ているとき、540 nmと660 nmが混ざって黄色と見えているのか、580 nmを黄色と見ているのか、脳は判別できない。臭いは、化合物と受容体。臭いを区別出来ていることを判別するための実験系の構築。アイデアです。簡単に誰もが納得できるし、きっと誰でもが簡単にできるけれども、だれしもが簡単には思いつかない実験。ネズミが感じる二酸化炭素の臭いはどんな感じなのだろう?2019/06/29

月をみるもの

9
スカトールは、その名のとおり糞の匂いなのだが、あるレベルまでうすめていくと、いきなりジャスミンの香りに変わるんですってよ!、奥さん。2019/04/14

月をみるもの

9
「匂いの帝王」 ( https://bookmeter.com/books/161698 ) では、嗅覚受容体は分子の形ではなく振動数を読み取ってるとという仮説が提示されてたけど、そのへんの話があんまりなくて残念。。生物の知覚に量子現象が関係してるって話も、まんざらヨタではないみたいだけどはてさて https://bookmeter.com/books/97951642018/11/25

メイロング

3
ぎりぎりついていける難易度が絶妙。動物の鼻の善し悪しの再検討と、そこから視覚との関連性・等価交換、ホミノイドの進化まできれいにつながって快感をおぼえる。同じ時期に岩波からジュニア似たようなテーマが重なってもそこは科学ライブラリ、きちんと棲み分けできてる。2019/02/18

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