出版社内容情報
泥臭いと言われつつ岩石にのめり込んで70年の著者とともにたどる岩石学の歴史.岩石の源は水かマグマか,この論争から出発し,やがて地球史や生物進化の解明に大きな役割を果たし,月の探査に活躍するまでを描く.
内容説明
岩石の源は水かマグマか、この論争から出発した地味な学問は、プロ・アマチュアを問わず大勢の研究者に育てられ、やがて地球史や生物進化の謎の解明にも大きな役割を果たした。そしていまや月の探査にも活躍する。岩石の魅力にとりつかれた世界中の研究者を肖像画つきで紹介してたどる岩石学の歴史。
目次
第1章 水成論の師を超えて火成論へ(鉱物学の華麗な登場;ヴェルナーの体系的な地球生成発展史 ほか)
第2章 火山から噴き出す岩石(ローマ神話の鍛冶屋の神様;火成岩とマグマ ほか)
第3章 マグマが地下で固結した岩石(マグマ論者と変成論者;花崗岩成因論と同位体 ほか)
第4章 堆積岩や火成岩を変える変成作用(いつでもできる片麻岩;広域変成作用の主役は熱か動力か? ほか)
第5章 日本における変成作用の研究史(戦前の変成作用の研究史―小藤文次郎から小林貞一へ;戦後の変成作用の研究史―小島丈兒から都城秋穂へ)
著者等紹介
諏訪兼位[スワカネノリ]
1928年鹿児島市生まれ。東京大学理学部地質学科卒業。名古屋大学理学部地球科学教室教授、名古屋大学理学部長、日本福祉大学学長を経て、名古屋大学・日本福祉大学名誉教授。日本アフリカ学会元会長。日本地質学会賞、渡邉萬次郎賞(日本岩石鉱物鉱床学会)、朝日歌壇賞(2回)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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