出版社内容情報
水惑星と呼ばれる地球。はたしてその地球の水はどこから来たのか。水も炭素もなかった生まれてまもない地球に、有機生命体が誕生し進化をとげたのはなぜか。こうした疑問に答える「初期地球」の研究がいま熱い! 大量の氷が宇宙から飛来し、現在の海の何十倍の水が地球内部に隠されている、窒素は少なすぎるなど、驚きの発見の数々。
内容説明
地球の水はどこから来たのか。水も炭素もなかった「できたての地球」になぜ生命は生まれたのか。地球惑星科学から生物学まで統合的にアプローチする。
目次
1 四六億年前に何が起きたのか(初期地球と原始地球―地球の出発点を決めるのは難しい;地球四六億歳の根拠/そんな単純ではない惑星のでき方 ほか)
2 地球の水はどこから来たのか(水惑星と岩石惑星を分ける境界線;地球にあるはずのない水が大量にある理由 ほか)
3 地球コアが地球の起源を解くカギ(地球科学の大前提;消えたシリコンはどこに ほか)
4 生命が生まれる場とはなにか(地球生命の起源;代謝という生命の装置 ほか)
5 生命誕生の条件と初期地球(大陸と海を共存させるのは難しい;観測事実は想像を超える ほか)
著者等紹介
廣瀬敬[ヒロセケイ]
1968年福島県生まれ、千葉県柏市育ち。東京大学理学系研究科地質学専攻修了、博士(理学)。東京工業大学助手、助教授、教授を経て、同大学地球生命研究所所長・教授。実験室内で地球内部に相当する高圧高温環境を実現し、地球深部物質の構造や物性を調べてきた。最近では、地球生命研究所で、地球の起源・初期地球の進化に関する研究にチャレンジしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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