出版社内容情報
どんなに速く動くものでも同じ速度で追いかければ、あたかも止まっているようかのように見える。はたして光は? のちに物理学革命をもたらしたアインシュタインのこの疑問の本質をかみくだいて紹介し、一般相対論までへの進化の道筋を示す。
内容説明
どんなに速く動くものでもそれと同じ速度で追いかければあたかも止まっているかのように見える。はたして光はどうなるのか。このアインシュタインの少年時代の疑問はのちに相対性理論という物理学革命をもたらした。物理的に考えるとは何かをていねいに説明しながら、この理論の本質を解き明かし、一般相対性理論への発展の道筋を示す。
目次
1 物理って何だろう
2 ニュートンの考えたこと
3 十六歳のアインシュタインが抱いた疑問
4 電気と磁気の法則はどんなものか
5 相対性原理とは何か
6 アインシュタインはどう考えたか
7 どうして光の速さを超えられないか
8 一般相対性理論の世界
著者等紹介
米谷民明[ヨネヤタミアキ]
1947年生まれ。北海道大学理学部卒。東京大学大学院総合文化研究科(広域科学専攻)教授を経て、放送大学教授。東京大学名誉教授。素粒子論研究、とくに弦理論の分野の一線で世界的に活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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calaf
7
特殊相対性理論の入門書。最後に一般相対論にも触れているけど、あくまでほんの触りだけ。アインシュタインの考え方を一般向けに書いた本。でも、微妙な位置付けの本だなぁ...理系の高校生ぐらいが対象???2012/01/05
takao
2
光とほぼおなじ速度で移動したらどう見えるか?2017/04/23
鏡華月
0
前半はわかりやすく書かれていたように感じるが、後半は少し理解しづらい部分もあった。ただ単に、微分積分の問題をサボってしまったことが原因なのかもしれない。時間も今は確立されているが、常識を覆す事柄も出てくるのかもしれないと思う。ひとつの見方で見るのも検証をするためには必要なことだが、もう少し多面的に見て自分はこう思うという考え方を示してほしいところ。2018/01/26
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