出版社内容情報
遺伝情報を総合した生命科学であるゲノム科学。医療はいうまでもなく、農業、工業のあらゆる産業分野に革新的な技術をもたらした。ゲノム科学は良くも悪くも生命の時代を支える根幹的科学である。それはいかにして作られたのか。新発見や新説の成否を決める鍵になったものは何か。講演にない先達の業績にもふれ、読み応え十分の科学誌。
内容説明
遺伝情報を総合した生命科学であるゲノム科学。医療はいうまでもなく、農業から環境問題まで多くの分野に革新的な技術をもたらしつつある。ゲノム科学は未来を支える根幹的科学である。それはいかにして生まれたのか。新発見や新説の正否を決める鍵となったものは何か。ノーベル賞講演にない先達の業績にもふれた、読み応え十分の科学誌。
目次
ゲノムについて知っておきたいこと
それはハエから始まった
微生物の研究から遺伝子の本体に迫る
DNA二重らせん構造はこうして発見された
生命の本質であるゲノムの自己複製
ゲノムの自己実現
分子生物学事始め
ゲノム研究への技術を開発した科学者達
第二期の分子生物学―開かれたゲノム科学への道
がんの分子生物学からヒトゲノム計画へ
ゲノム解読プロジェクト
ゲノム科学の誕生
著者等紹介
吉川寛[ヨシカワヒロシ]
1933年生まれ。東京大学理学部卒。金沢大学がん研究所教授、大阪大学医学部教授、奈良先端科学技術大学院大学教授を歴任。現在、大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学の名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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