岩波テキストブックス
農業経済学 (第3版)

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000289023
  • NDC分類 611
  • Cコード C3333

内容説明

世界には食料不足に苦しむ多くの人々がいる一方で、日本では米が余り減反政策が続けられ、食料自給率が低下したのはなぜか。日本の農業は経営規模が小さく大型農業機械が使いづらく効率が悪い、欧米のような規模の大きな効率のよい農業経営はなぜできないのか。なぜ、近年食の安全に関わる問題が多発するのか。こういった農業に関わる疑問・関心は多岐にわたる。それを理解するためには、食料・農業・農村の「実態に関する知識」と、その知識をもとに考えを進めるための「経済学的な理論」とが必要である。この本ではこうした「知識と理論を組み合わせた体系」である農業経済学を基礎から説明する。

目次

経済学と農業的世界
経済発展と農業
食料の需要と供給
農業生産と土地
農業の経営組織
農産物の市場組織
農産物貿易と農業保護政策
世界の人口と食料
食生活の成熟とフード・システム
農業の近代化
資源・環境と農業
日本の農業と食料
農業政策と農業経済学

著者等紹介

荏開津典生[エガイツフミオ]
1935年生まれ。59年東京大学農学部農業経済学科卒業。東京大学名誉教授、千葉経済大学名誉教授。農学博士。専攻は農業経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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