出版社内容情報
資本主義はどう進化しているのか。日本経済の課題とは何か。現状分析と将来構想をかねそなえた迫力の一冊。
内容説明
資本主義が「非物質化」を急速に進めている。日本はなぜ、その変化についていけなくなったのか。そこにこそ経済停滞の真因が潜んでいるのではないか。現代の構造変化の核心である「資本主義の非物質主義的転回」を分析することを通じて、日本企業の産業競争力の低下、経済格差の拡大、温暖化対策の停滞などの課題を理論的かつ包括的に考察。資本主義を持続可能で公正なものにする「社会的投資国家」の将来構想を打ち出す迫力の一冊。
目次
第1章 変貌しつつある資本主義(資本主義の本質―変わるものと変わらないもの;資本主義はどこへ行こうとしているのか ほか)
第2章 資本主義の進化としての「非物質主義的転回」(資本主義の「非物質主義的転回」とは何か;経済学における「非物質主義的転回」 ほか)
第3章 製造業のサービス産業化と日本の将来(日本企業の国際競争力低下;資本主義の非物質主義的転回としての「脱炭素化」 ほか)
第4章 資本主義・不平等・経済成長(現代資本主義と不平等・格差の拡大;「公共投資国家」・「福祉国家」から「社会的投資国家」へ)
終章 社会的投資国家への転換をどのように進めるべきか(資本主義新時代の経済政策;人的資本投資の拡充 ほか)
著者等紹介
諸富徹[モロトミトオル]
1968年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専門は財政学・環境経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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