岩波人文書セレクション
文化としてのマナー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000286800
  • NDC分類 385.9
  • Cコード C0339

内容説明

マナー、すなわち礼儀作法や行儀は、人と人とが円滑な関係を保つためのルールであり、秩序を維持するシステムである。江戸後期以降、近代化の過程において、「国民」「家族」の形成とかかわりながら日本のマナーがいかに変遷してきたかを、数多の礼法書を博捜しつつ跡づけ、マナーを文化として捉える視角から、日本文化の特質、その現在と行方を問う。

目次

1 マナーを風俗文化としてみる
2 食事作法とは何か
3 食事作法の変化
4 のむ作法
5 間の礼法
6 茶道と近代の女性礼法
7 近代作法書を読む
8 「国民礼法」の成立
9 マナーの行方

著者等紹介

熊倉功夫[クマクライサオ]
1943年生まれ。東京教育大学大学院修了。日本文化史を専攻。京都大学人文科学研究所講師、筑波大学教授、国立民族学博物館教授などを経て、静岡文化芸術大学学長。国立民族学博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。