出版社内容情報
奇想の画家として絶大な人気を誇る伊藤若冲の画業の全貌を初めて明らかにした代表論考に続き、曾我蕭白、長沢芦雪、林十江などこれまで異端とされてきた画家たちをとらえ直す刺激に満ちた研究を収録。最後に中国と日本の「真景」表現を取り上げる。美術史を書き換えた衝撃の奇想の画家研究。主要著作目録を付す。
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感想・レビュー
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さっちも
12
若冲の独創性は理解を拒絶するような深い孤絶が産んでいるのだろうけど。発狂しかねないような孤独の中で、たくましく自分の世界観を育む強靭なメンタリティ、気高い気品の様な精神性がないと、あのような創作は可能にならない。どんな人間なのか興味がつきないが、町人としての若冲、精神病的な若冲、禅の実践者若冲といろいろな面を知れた。2020/11/18
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