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人生をひもとく日本の古典〈第5巻〉いのる

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000286459
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0391

内容説明

大切な人のため、自分のため、あるいは何かのために、人は祈りをささげます。信仰が呼ぶ奇跡、等身大の神や仏、言霊の力など、「いのる」人びとの心と姿を探ります。

目次

1 求める心 しみ入る教え
2 祈り
3 人知を越えた神仏のわざ
4 信じるか信じないか
5 等身大の神や仏
6 言霊の力

著者等紹介

久保田淳[クボタジュン]
1933年生。東京大学名誉教授。日本中世文学・和歌文学専攻

佐伯真一[サエキシンイチ]
1953年生。青山学院大学教授。日本中世文学・軍記物語専攻

鈴木健一[スズキケンイチ]
1960年生。学習院大学教授。日本近世文学専攻

高田祐彦[タカダヒロヒコ]
1959年生。青山学院大学教授。平安時代文学専攻

鉄野昌弘[テツノマサヒロ]
1959年生。東京大学教授。日本古代文学専攻

山中玲子[ヤマナカレイコ]
1957年生。法政大学教授・法政大学能楽研究所所長。日本中世文学・能楽専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

107
日本人のさまざまな祈りのあり方を、古典文学を通して明らかにする書。日本人の祈りは、キリスト教のような一神教の祈りとは異なっていることが、よく分かる。既製の宗教の様式化された祈りではなく、自分の胸の内をそのままぶつけるようなところがある。それだけ日本人にとって神様は身近な存在なのだろう。我が子を失くした悲痛な思いを書いた菅原道真の漢詩などが、そのよい例だ。仏教に関した祈りが多く含まれており、その純粋な内容に胸を打たれた。『一遍上人語録』の自分は奇跡とは無縁だ、と言い切る潔さが清々しい。2018/01/11

山がち

1
相変わらず面白い。一番興味深いと思ったのは、何と言っても放生をしたらかえって恨まれた僧の話だろう。仏教の思想に関してだけではなく、生と死を考えるうえでも、重要となることは間違いない。生き物がつながっているというそういった構図は、仏教においては確かにあるのだが、それを食べるというところにきちんと拡大しているのは注目に値するのではないか。他にも、阿弥陀仏のことを呼び続け、それが海から聞こえてくる。それだけでも震えるほどの力を感じずにはいられないのに、後に口から蓮華を咲かせるものだから、極めて強く印象に残った。2014/02/01

ケンチャン

0
シリーズ第五弾。「祈り」に関する様々な状況を取り上げて、紹介している。「好色一代女」の五百羅漢がすべて自分の関係した男の顔に見えるというのは、人間の思い込みによる幻視とも考えられる。2014/10/23

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