出版社内容情報
約2000年前に「漢委奴国王」印を授与された奴国、邪馬台国連合、ヤマト王権……。この日本列島において、実際にはどのようにして王が誕生し、統一を果したのか。考古資料を駆使して、王が出現し、王として認められた歴史的条件を解明する。さらに古代の皇位継承の仕組みから、天皇と中国皇帝のあり方を対比しつつ検討する。
内容説明
約二〇〇〇年前に「漢委奴国王」印を授与された奴国、邪馬台国連合、そしてヤマト王権…。この日本列島において、王は実際にはどのようにして誕生し、統一を果したのか。考古資料を駆使して、王が出現し、王として認められた歴史的条件を解明する。さらに古代の皇位継承の仕組みから、天皇と中国皇帝のあり方を対比しつつ検討する。
目次
“古代王権”を考える(吉村武彦)
「王」になった大首長―弥生社会の変貌(岩永省三)
ヤマト王権の威信財とレガリア(辻田淳一郎)
古代の皇位継承と天皇の即位(藤森健太郎)
古代王権の由緒と正統性―東アジアにおける国家祭祀と王権儀礼(仁藤智子)
個別テーマをひらく 文人が創り上げた天皇像(ジェイスン・P・ウェッブ)
座談会 古代日本における“王権”とは(吉村武彦;岩永省三;辻田淳一郎;藤森健太郎;仁藤智子;川尻秋生)
著者等紹介
吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1945年生。明治大学名誉教授。日本古代史
吉川真司[ヨシカワシンジ]
1960年生。京都大学名誉教授。日本古代史
川尻秋生[カワジリアキオ]
1961年生。早稲田大学教授。日本古代史
岩永省三[イワナガショウゾウ]
1956年生。九州大学名誉教授。奈良文化財研究所客員研究員。考古学
辻田淳一郎[ツジタジュンイチロウ]
1973年生。九州大学教授。考古学
藤森健太郎[フジモリケンタロウ]
1964年生。群馬大学教授。日本古代史
仁藤智子[ニトウサトコ]
1963年生。国士舘大学教授。日本古代史
ウェップ,ジェイスン・P[WEBB,JASON P.]
1968年生。南カリフォルニア大学教授。日本古代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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