安丸良夫集〈6〉方法としての思想史

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  • サイズ B6判/ページ数 418p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000285865
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0321

内容説明

歴史学をめぐる“方法論的な挑発者”として―自己省察的な小文、時評、書評等を精選して収録。巻末に、編者4人が著作集の意義と魅力を縦横に論じあう座談会の記録と、「安丸良夫著作目録」を付載。

目次

1 歴史学の方法としての思想史(『“方法”としての思想史』はしがき;『一揆・監獄・コスモロジー』はしがき ほか)
2 いかに問うか、どう描くか(文化の戦場としての民俗;史料に問われて ほか)
3 状況への発言(反動イデオロギーの現段階―歴史観を中心に;戦後イデオロギー論 ほか)
4 戦後啓蒙との対話((書評)神島二郎『近代日本の精神構造』
近代日本の思想構造―丸山眞男『日本の思想』を読んで ほか)
座談会 「方法としての思想史」をめぐって

著者等紹介

安丸良夫[ヤスマルヨシオ]
1934年生。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。一橋大学名誉教授。日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

25
民衆思想史研究:広範な民衆の生のありようを介して歴史像を構成しようとする点で特別の重要性がある(17頁)。私たちには史料利用上の工夫が必要で、ゆたかな理解・解釈を支える構想力が欠かせないだけ(18頁)。ウォーラーステインの捉え方は、近代世界を資本主義的世界システムと民衆の生活世界の対抗として捉えるもの。民衆の生活世界は、市場経済に浸透されながらも、生存維持のために工夫を重ねてゆく自律的な存在で、それにふさわしい論理をもっている(52頁)。2015/11/04

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