出版社内容情報
自然災害や原発事故について,いま何を考えたらよいだろうか.東日本大震災,阪神・淡路大震災など実際の経験と,古今東西の思想を織りあわせ,震災と自然災害について読者とともに考える.高校倫理科の学習課程をふまえつつ,防災・減災教育や災害時の心のケア,科学技術論などを含む多様な観点から本文とコラムを構成する.
内容説明
災害について、いま何をどう考えたらいいのか。この別巻は、東日本大震災、阪神・淡路大震災などの実際の経験と、古今東西の思想を織りあわせながら考えていくための手引きです。
目次
1 天災と思想・宗教(災害を日本人はいかに受け止めてきたか―関東大震災の場合;災害は人間社会への警鐘か―古代中国の天災観;神はなぜ悪を許すのか―リスボン地震と弁神論・啓蒙思想;人知を超えるものにいかにして向きあうか―津波・原発;哲学)
2 震災における倫理(災害ではどんな倫理的問いが出されるのか―「津波てんでんこ」を手がかりとして;震災によってどのような心の問題が生じるのだろうか―被災者のおかれた状況と心理;災害のとき人は何をなすべきか―負い目から相互支援へ)
3 震災・原発災害からの倫理の見直し(震災は人びとの倫理意識を変化させるだろうか;原子力とどのように向きあえばよいのだろうか;安心して暮らせる社会をつくるうえで何を考えるべきだろうか―震災・原発災害からの立ち直りに向けて)
著者等紹介
直江清隆[ナオエキヨタカ]
1960年生まれ。東北大学大学院文学研究科准教授
越智貢[オチミツグ]
1951年生まれ。広島大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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