出版社内容情報
巨大な構造転換を経験しつつある現代社会において、社会科学はなお有効性をもちうるのだろうか。あらゆる異質性をとりこんで自己進化するシステムと化した現代社会の歴史的位相を解明し、その克服の道を、生態学的自然と受苦的存在としての人間に根ざした新しい批判知の創造に模索する。来るべき社会科学のプロジェクト。
内容説明
巨大な構造転換を経験しつつある現代社会において、社会科学はなお有効性をもちうるのだろうか。あらゆる異質性をとりこんで自己進化するシステムと化した現代社会の歴史的位相を解明し、その克服の道を、生態学的自然と受苦的存在としての人間に根ざした新しい批判知の創造に模索する。来るべき社会科学のプロジェクト。
目次
社会秩序と暴力性の相関、あるいは政治の美学化について
第1部 総力戦と現代化(総力戦とシステム統合;参加と動員―戦時期知識人のプロフィール)
第2部 マクロ社会理論の再構築(システム社会と歴史の終焉;システム社会の現代的位相―アイデンティティの不確定性を中心に)
著者等紹介
山之内靖[ヤマノウチヤスシ]
1933年生まれ。東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了。東京外国語大学名誉教授。フェリス女学院大学名誉教授。歴史社会学、現代社会理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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