出版社内容情報
金融恐慌,世界大恐慌,そして満洲事変勃発前夜の波乱の時代,社会不安が高まり,労働争議やストライキが多発する.こうした中で,山川菊栄は高群逸枝と恋愛論争・女性運動論争を交わし,『婦人公論』を軸に『中央公論』『改造』『文藝春秋』『読売新聞』などの総合雑誌・一般紙誌を舞台に旺盛な評論活動を展開した.1928-1930年の評論を収録.
内容説明
金融恐慌、世界大恐慌、そして「満州事変」勃発前夜の波乱の時代、山川菊栄は高群逸枝と恋愛や女性運動について論争を交わし、総合雑誌・一般紙誌を舞台に旺盛な評論活動を展開した。1928~30年の評論を収録。
目次
1 一九二八年(昭和三年)(景品つき特価品としての女;芸術の非階級性を信ずる者;無産婦人運動について立場を明らかにする ほか)
2 一九二九年(昭和四年)(コロンタイの誤謬;現代職業婦人論;思想善導と母の涙 ほか)
3 一九三〇年(昭和五年)(共産党事件と婦人党員;六年生をめぐって;母親と家族心中 ほか)
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