出版社内容情報
20世紀初頭、ロシア帝国を世界戦争が飲み込む。第1巻は帝政末期~ソ連初期の全体像を描く。1917年の分水嶺、ソ連へ継承された課題。
内容説明
ロシア革命によって生まれた史上初の社会主義国家ソ連、その誕生から崩壊、さらに現在への影響までを多面的にとらえ直すシリーズ(全5巻)。二〇世紀初頭、近代化の岐路にあった旧体制下のロシア帝国を世界戦争の大渦が飲みこんだ。第1巻では帝政末期からソ連初期にいたる変動の全体像を明らかにする。一九一七年がもつ分水嶺としての意味、帝政期からソ連へと引き継がれた諸課題にも目配りをする。
目次
総説 ロシア革命とは何だったのか
1 岐路に立つロシア帝国(経済のグローバル化とロシア帝国;ネイション形成という課題とその困難な道―日露戦争・第一次革命と自由主義者;総力戦社会再訪―第一次世界大戦とロシア帝政の崩壊)
2 動乱と再生(二月革命―帝政エリートの反乱;赤い動乱―十月革命とは何だったのか;ボリシェヴィキ政権の制度と言説;ロシア革命と極東の国際政治―日露関係から日ソ関係への転換)
3 新しい社会の模索(ソヴィエト政権と農民―「労農同盟」理念とネップの運命;社会刷新の思想としての計画化―ロシアにおけるその形成過程と思想的源流;ネップのソ連と亡命ロシア)
著者等紹介
松戸清裕[マツドキヨヒロ]
1967年生。北海学園大学法学部教授。ソ連史
浅岡善治[アサオカゼンジ]
1972年生。東北大学大学院文学研究科准教授。ロシア近現代史
池田嘉郎[イケダヨシロウ]
1971年生。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。ロシア近現代史
宇山智彦[ウヤマトモヒコ]
1967年生。北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授。中央ユーラシア近現代史
中嶋毅[ナカシマタケシ]
1960年生。首都大学東京大学院人文科学研究科教授。ロシア近現代史、在外ロシア史
松井康浩[マツイヤスヒロ]
1960年生。九州大学比較社会文化研究院教授。政治社会史、国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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元気伊勢子
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