内容説明
この頃は、東京案内の定番が決まっていた。皇居、国会議事堂、東京駅、銀座、日本橋、上野、浅草など。六千枚の中から嚴選された二百枚。優れたカメラの眼を通した東京の姿。
目次
丸の内から澁谷へ
新宿から神田へ
大手町から芝・品川へ
新橋から築地・月島へ
銀座から日本橋へ
人形町から江東へ
浅草から上野へ
本郷から御茶の水へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
5
昭和30年代の都内各所の写真がたくさん！激変している場所がほとんどですが新宿御苑や皇居などは今とあまり変わってない。2014/02/15
がんぞ
4
初版は’５２年１月、“お上りさん”に観光スポット等を紹介してもっとも版を重ねた一冊かも…。住宅不足40万戸、バラック住宅群は遠景で写し、汚いところにはあまり触れない。西郷さん銅像だけは今と変りない（立川など都内に宏大な米軍基地があり戦犯は池袋『巣鴨プリズン』←表札のママ、に戦犯は囚われる。警察予備隊も発足、それらに触れず）。東京駅から皇居への路は『凱旋道路』。三宅坂の三女神裸体像は「以前の寺内元帥像の」台座。「焼け野原になって空が広くなった」が、路面軌道電車の電線が主要道路には張り巡らされて網をかけたよう2016/04/18
hiratax
0
貧民窟とか、いったフレーズを堂々と使ってるのがいい。 2014/07/23
Teo
0
この復刻本シリーズは他にもいくつか持っているが、東京の写真と言う事で今回買った。この本にもあるが、この頃の東京は空が広い。こんな低層建築だらけでも700万人を擁していたいたのだから、こんな時代に戻ってもいいのではなかろうか。もう当面東京の人口を支えるだけの電気は来ないのだから。2011/03/26
