出版社内容情報
二〇一六年の参院選圧勝後、長期政権にも陰りが見え始めた。「モリカケサクラ」のスキャンダルが政権を直撃、安倍は防戦に追われる。天皇が退位し、「令和」が幕を開けると、新型コロナウイルスの感染が拡大し、見えない敵を前に安倍の政治判断は揺れ動く。その様子を見て退陣の兆候を察知し、ひそかに「ポスト安倍」へと動き出す政治家がいた――。
内容説明
政治記者歴40年の著者が豊富な取材メモをもとに平成時代の政治を描く、政界ノンフィクションシリーズ。本巻では、第二次安倍政権の後半期から安倍の衝撃的な死までを描く。2016年の参院選圧勝後、「一強」と呼ばれた長期政権にも陰りが見え始めた。政権の歪みや矛盾が次々と露呈し、「モリカケサクラ」のスキャンダルが政権を直撃、安倍は防戦に追われる。天皇が退位し、「平成」に代わって「令和」が幕を開けると、今度は新型コロナウイルスの感染が拡大し、国民生活を根底から揺さぶった。見えない敵を前に安倍の感染症対策は一貫性を欠き、政治判断は迷走する。その様子を見て、退陣の兆候を察知し、「ポスト安倍」へと動き出す政治家がいた―。著者渾身のライフワーク、ついに完結。
目次
第1章 第三次安倍再改造内閣
第2章 見え始めた政権の「陰り」
第3章 政権揺るがす「小池新党」
第4章 激変する世界情勢
第5章 政権内部の変容
第6章 さらば「平成」
第7章 終わりの始まり
第8章 コロナとの戦い
第9章 退陣へ
著者等紹介
後藤謙次[ゴトウケンジ]
1949年生まれ。1973年早稲田大学法学部卒業。同年共同通信社入社。自民党クラブキャップ、首相官邸クラブキャップ、政治部長、論説副委員長、編集局長、TBS『NEWS23』キャスター、テレビ朝日『報道ステーション』コメンテーター等を歴任。現在はフリーの政治ジャーナリストとして活躍。共同通信客員論説委員。白鴎大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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たろーたん