出版社内容情報
生きるため越境しながら分断されてきた女たちが、身を切るような挑戦で拓いた連帯の回路。日本社会は変わったか。
内容説明
低賃金労働力、セックスワーカー、家事労働者、嫁・妻・母として、そして国際社会に繋がる1人として、女たちは越境し続ける―自らの解放の糸を手探りで紡ぎながら。1970年代の経済大国化した日本からアジアへ向けた視線、そして21世紀、格差と貧困化が新たな分断を生む世界で、身を切るような挑戦から切り拓いてきた連帯の回路を読みなおす。
目次
自分の痛覚をもって、世界と繋がるフェミニズム
1 「経済大国」日本のフェミニズムと視点の転換
2 「慰安婦」問題の衝撃
3 長期軍隊駐留下沖縄における女性への暴力
4 グローバリゼーションの深まりと女性労働者
5 境界域のフェミニズム
著者等紹介
伊藤るり[イトウルリ]
1954‐。一橋大学大学院社会学研究科教授。国際社会学、国際移民研究、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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