感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoriction@本読み&感想リハビリ中
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「読み物」として面白かった。これまで読んだ医書とは一風変わった感じ。リウマチの起源を語るのに『万葉集』や 画家ルーベンス、ピカソ、ルノアールが出て来るのだ。山上憶良の「沈痾自哀文」を取り上げ、日本におけるリウマチに関する最初の記述を表す。リウマチの本を読んでいるのか、文学書を読んでいるのか忘れてしまいそうだった。続く、ルーベンスの自画像に描かれた手、そして、ルノアール。ルノアールの絵が晩年変化した下りは、正直、もっと読んでいたかった。病気もそういう切り口があるのか…と。こういう医書ならもっと読みたい。2015/07/28
円舞曲
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的確でわかりやすくて参考になりました。2010/03/28