出版社内容情報
150年前の開国から現在まで,日本はいくつもの選択肢の中で,国内政治と相互に影響しあいながら,ある外交政策を実行してきた.なぜその選択がなされ,今があるのか.日本外交の軌跡を検証し,あるべき外交の姿を示す.
内容説明
150年前の開国から現在に至るまで、「国民国家」としての日本は、それぞれの局面において、―国内政治と相互に影響しあいながら―いくつもの選択肢の中で、ある外交政策を選択し実行してきました。なぜその選択がなされたのでしょう。そして結果としての現在をどう考えればよいのでしょうか。日本外交の軌跡を検証するとともに、そこから見えてくるこれからの外交の姿を示します。
目次
第1章 近代日本の外交形成
第2章 “帝国”日本の対外膨張
第3章 国際協調の受容
第4章 危機と戦争の間
第5章 アジア太平洋戦争下の外交
第6章 戦後外交の形成
第7章 冷戦と戦後国際秩序の模索
第8章 経済成長による外交の変容
第9章 危機とデタントのなかの自立
第10章 日本の国際化
著者等紹介
井上寿一[イノウエトシカズ]
1956年東京都生まれ。81年一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、同大学法学部助手などを経て、現在、学習院大学法学部教授。法学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本命@ふまにたす
1
近現代の日本外交史の概説書。現代に半分ほどの紙幅を割いて詳しく論じているのが特色。2021/12/16
Kazuki Yama
0
大学の日本政治外交史でもテキスト指定されている教科書。私自身もこの本と五百籏頭真『戦後日本外交史』で日本政治外交史の概要を勉強しました。日本政治外交史や昭和期の日本外交史の入門書としてお勧めです。江戸開国期から9.11テロに至るまでの日本外交の歴史が記述されています。ただし、このテキストでは井上氏のオリジナルな解釈が記述されている個所もあるため、高校までに学習した通史と一部解釈が異なる場合があるかと思います。2008/09/11
-
- 電子書籍
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている…