内容説明
語彙の構造、意味の変遷、和語と漢語の位相、などを鮮やかに描き出し、言葉の「こころ」を通して、古人の「こころ」を追求し続けた著者の論考を集成。
目次
1 上代の文法(上代の文法)
2 意味の深みへ(音と光―「玉響」解読の方法;古代日本語における色名の性格;語彙の構造と思考の形態;古代の言語における内部言語形式の問題;「見ゆ」の世界;「清」の構造―「み山もさやにさやげども」;意味変化について;意味の変遷;文字のひろば)
3 和語と漢語(和語と漢語;和語と漢語の間)
4 古語雑談(鬼面―民俗語彙「ヒトクメ」について;「子とろ」遊びの唱えごと;「兎角子供達」;起源神話の鍵;デエダラボッチ;ぶしょう;古語雑談)