内容説明
宗教改革とは「ルターの宗教改革」にほかならないとして、従来ルターを中心に据えて語られがちだった宗教改革に対し、広く同時代の社会的・文化的文脈のなかに置きなおすことによって、宗教改革の歴史像は大きく変貌した。さまざまに存在した改革運動の流れ、民衆のキリスト教信仰の実態、改革理念の伝播のしかた、運動に対する社会のさまざまな領域の多様な応答、そして改革の衝撃によって宗教、社会、国家の何が変わり何が変わらなかったのか。宗教改革の「脱神話化」をはかる近年の歴史研究を概観する。
目次
第1章 宗教改革神話
第2章 宗教と改革
第3章 福音主義運動としての宗教改革
第4章 宗教改革の社会的位置づけ
第5章 政治と宗教改革
第6章 さまざまな宗教改革
第7章 改革の衝撃
第8章 増補
著者等紹介
スクリブナー,R.W.[スクリブナー,R.W.][Scribner,R.W.]
1941‐98年。宗教改革史、近世ヨーロッパ社会史・文化史。元ハーヴァード大学神学部教授
ディクスン,C.スコット[ディクスン,C.スコット][Dixon,C.Scott]
近代ヨーロッパ史、宗教改革史。現在、クイーンズ大学ベルファストのシニア・レクチャラー(ヨーロッパ史)
森田安一[モリタヤスカズ]
1940年生まれ。宗教改革史、スイス史。現在、日本女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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